志情(しなさき)の海へ

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坂東玉三郎・嘉数道彦に聞く『新作組踊り:聞得大君誕生』京都公演を終えて!

2014-06-25 23:12:09 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

   蓬莱島は人気があったね。割れるような拍手は凄かった。ユタとノロの闘いはまだ問題含みで、意外な発見は歌舞伎と組踊の微妙な差異である。舞踊劇「うらしま」を思い出した。玉三郎さんの琉球芸能への応援歌でもある。演劇学会の研究者が、玉三郎と組踊について関心を持ち始めたのも事実だ。大笹吉雄さんは演劇学会の元理事で、玉三郎さんと大城立裕作品を結びつけた方、河竹賞の受賞者でもある。研究者の視点(分析と統合)が舞台芸術の質を押し上げるのも事実だと考えている。意義づけをする役割かもしれない。大笹さんと玉三郎さんのつながりも興味深い。大笹さんと以前パレット劇場で開催されたフォーラムでご一緒したことがある。司会をさせていただいた。

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大笹 吉雄(おおざさ よしお、1941年5月8日 - )は、日本の演劇評論家

大阪府生まれ。早稲田大学文学部演劇科で郡司正勝に師事する。1964年に卒業後、歌舞伎雑誌『演劇界』を発行している演劇出版社に勤務するが、演劇批評をするため1975年に退社。6ヶ月たって初めて原稿依頼があったという。37歳で最初の著書『正統なる頽廃』を刊行、1985年から、ライフワーク『日本現代演劇史』の刊行を始め、同年その第1巻でサントリー学芸賞受賞、1991年、『花顔の人・花柳章太郎伝』で大佛次郎賞受賞。1998年より大阪芸術大学教授(2008年3月退職)。2008年『女優二代』で読売文学賞受賞。サントリー学芸賞選考委員。朝日舞台芸術賞選考委員。元国際演劇評論家協会(AICT)日本センター会長(1999~2003年)。日本演劇学会理事。日韓演劇交流センター会長。2010年、『新日本現代演劇史』で河竹賞受賞。2014年、『最後の岸田國士論』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

演劇評論家としての出発当初は多くの同世代の演劇評論家と同様に「アングラ」以降を対象としていたが、80年代中期より軸足を新派新劇といった、歌舞伎と現代演劇の中間にあるジャンルに移した。

著書

  • 『正統なる頽廃』河出書房新社 1978
  • 『同時代演劇と劇作家たち』劇書房 1980
  • 『ドラマの精神史』新水社 1983
  • 『日本現代演劇史 明治・大正篇』白水社 1985
  • 『日本現代演劇史 大正・昭和初期篇』白水社 1986
  • 『日本現代演劇史 昭和戦前篇』白水社 1990
  • 『花顔の人 花柳章太郎伝』講談社 1991、講談社文庫 1994
  • 『現代演劇の森』講談社 1993
  • 『日本現代演劇史 昭和戦中篇』1-3 白水社 1993-95
  • 『女優杉村春子』集英社 1995
  • 『日本現代演劇史 昭和戦後篇』1-2 白水社 1998-2001 全8巻完結 
  • 『劇場が演じた劇』教育出版(江戸東京ライブラリー) 1999
  • 『戦後演劇を撃つ』中央公論新社(中公叢書) 2001
  • 『東京初台演劇夜話』新水社, 2006
  • 『女優二代 鈴木光枝佐々木愛』集英社 2007
  • 『新日本現代演劇史』中央公論新社、全4巻別巻1 2009-2010
  • 『最後の岸田國士論』中公叢書、2013 

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