
野外劇場の雰囲気はよかったが、飲み食いができる場所だったはずですね。貴賓席の王や冊封使一行です。今回貴賓席に500人近くの観客席を設けましたがー。田舎(地域)のあしびなーでの民俗芸能は飲み食いしながら舞台を鑑賞しますね。組踊もそうだったはずです。歓待芸能ですからー。
横に長方形の舞台ができました。四間四方でもなく横長です。従来貴賓席には少数の人間が座しているのですね。貴賓席から見たら縦長の舞台が横長の舞台に摩り替わっていました。また三方から見れる舞台のはずです。首里城の女官らしき人物も舞台を見ています。多良間の八月踊りではきちんと三間四方になっていて、三方から舞台が鑑賞できるようになっています。おそらくその舞台の構造は初形に近いのでしょう。
今回なぜ大胆に三方から見える空間、縦長でちょうど多良間の舞台に似た感覚で再現できなかったのだろうか?疑問です。
仕掛け花火は以前板谷徹先生たちの研究成果の実現ということで良かったですね。
本来の舞台の再現にはならなかったのですが、橋掛かりからの一方向の出入りはお能の舞台との関連で類似性が多く、舞台設定には違和感がなかったのは事実です。地謡の方々が舞台に座し、今回「小鼓」が登場し、お能に似た「ホウー、ホウー」の掛け声も加味した試みがあり、それらは良かった。鬼女になった宿の女が柱に凭れかかる見せ場が絵になっていたが、その写真を芸能担当記者は見せてほしい。野外劇場をオープンにし、フラッシュをたかない写真撮影おおいに結構で地域(多良間のような)あしびなーの雰囲気を楽しんでみたいですね。格式はある面窮屈ですが、100人以内の舞台設定で、公演を1週間でもやったらいいですね。
来賓が存在する設定で、貴賓席に玉城知事や文化庁長官、中国の外交大臣格の方を招聘し、凹凸方の舞台を設定したらいいですね。観衆を含めた構図が凹です。舞台は凸の形ですね。橋掛かりが少し左よりになります。
今回は原型に近く、されど原型ではなかったですね。
演出や舞台の動きなど、持ち込まれる鐘にしても違和感はなかったです。マイクなしでやるべきですね。つまりマイクなしで聞ける観客動員をするべきです。朝薫さんのいた1719年にマイクないですよね。もっとその辺も徹底してほしい。500人必要ないです。100人~150人くらいで、花火も!
役者の唱えは宮城さんの宿の女は良かったね。若松の声は割れていて、良くなかったデスネ‼️