(琉球新報 ２０１４年１１月１８日）
前途多難に違いない。しかし、これ以上基地の押し付けは嫌だ、の民意は強かった。普天間閉鎖・即時撤去は県会議会でも決議している。しかし仲井真も安倍政権も無視した。移設なき閉鎖が当然である。基地は≪経済疎外ゴミ≫だと明らかになっている。お好きな日本（人）は東京湾を埋め立てて、そこに移設してください。沖縄はこれ以上、日米安保の犠牲（にえ）になるのはごめんだと繰り返し主張しているのである。それを汲めない中央日本政府である。民主党も野田さん、菅さん、押し付けてきた。同じ川の中のムジナだった。新しいビジョンを示したのは、実は「友愛の海」を提唱した鳩山さんだった。彼はアメリカと無理心中を辞しない官僚、財界、その背後の者たちによってパージされた。しかし「友愛」は間違っていなかった。第一沖縄の民衆に、希望と勇気を与えてくれた。
２１世紀はアジアの世紀だと言われて久しい。それに襲いかかっているのが、ユーラシアの統合をまた疎外せんとする、まだまだ世界の軍事帝国アメリカの情け容赦ない≪内臓が喰い契られた怪物のような≫様相を見せる麗しい「アメリカ」である。←漫画や２チャンネル系で出てくる（？）
麗しいアメリカの自由と民主主義が一面で実際に麗しい反面、世界戦略において、高度・情報戦争を絡めた資本主義の行き着いた先で、世界の統合を急ぐあまり、戦争、内乱を引き起こし、世界恐慌に陥る可能性も見せている。魔の暴落の二字も消えない。どうして、人類の英知を集合させてかつ、そこに向かうのか？わたしは経済論理に疎いのでよくわからない。しかし、混沌に向かっていることを感じるだけである。陣営作りがすでになされている。中国、ロシアを敵視したマップ、イランなどを敵視したマップなど。あるいは反米を表にだした南米の諸国をターゲットにしたアメリカのなりふり構わないＣＩＡ戦術などについて、ツイターなどでも情報がこぼれてくる。やれやれ！富を分配してください！１％が９９％を支配する経済のありようは、やはりおかしい。
今朝出がけに「日本の若者の自殺率は世界一です」とツイターのＤＭがきた。実態はもっとひどいのかもしれない。アベノミックスは失敗で、それを隠すための手段が総選挙ですか？若者を大事にしない国は亡びるのかもしれない。
若者を大事にする国はどこだろうか？女性や子供に優しい国はどこだろうか？沖縄は出生率は高いが離婚率はまた高い！基地が癌になっていて、経済の発展もまたその癌と共にあるのが事実である。アジアとの連帯を押し進めたい。アジアの未来に希望があるのかもしれない。もちろん同じ地球市民であるが、近隣諸国の市民との友愛が大事である。ハワイは別格だね。ウチナーンチュが多い。市民レヴェルの友愛を深め、地域の友愛、国と国の友愛を深めたい。希望はいつでも現在を生きる芽であり続ける。芽を花にしたい。
