後は気力だけかもしれない。
ゴールデンウィークには遅れている編集作業と、インタビューも含めてまとめる作業が待ち受けている。そして~。
おそらく猫年齢でおじいちゃんが、この家に住みついてきた。どうもこの間去勢することもなくこの界隈で飼われていた猫だろうけれど、夜中に独特な泣き方をする。なんとガジュマルの樹を伝って二階のアルミサッシの窓から入ってきた。
家猫たちに対しては、すぐ降参のポーズを取りながら、いさかいがないような対応をしているようだ。猫の世界でもすぐに降参することによって相手に恭順するのは、身の処し方なのだと、理解できる。
最初から負けを認めている猫に牙や爪を立てる必要はないのらしい。
そのようにして、このノラ男君は生き延びてきたのだ。猫のサバイバル(処世術)なのかもしれない。以前足が痛いのか、右前足を引きずって歩いていた。よく見ると怪我をしていて、はちみつを塗り、イベルメクチンをあげた。治った。
また目から涙が出て開け辛そうになっていた時もイベルメクチンを少量あげたら治った。それからしばらく姿をくらましたりして、そしてまた現れたりを繰り返して、最近は堂々と廊下でも寝そべっている。
「可哀そう」の気持ちが、猫たちにふりまわされる現況にしている。