2８日、急いでジョンの論稿と自分のＰＰT資料を印刷し東京へきた。

　　　　　　　　　　　　　　　（早稲田大学、３月２９～３１日まで４８のパネルやセッションが繰り広げられる！）

３０分で何ができるのか？論議をどれだけ膨らますことができるのか？問われている。国立劇場芸術監督幸喜良秀氏へのインタビューはある面、現在の沖縄の国立劇場を中心とする状況が手に取るように見えてきた。

近代以降の沖縄の歴史の捉え返しが問われているのだと、昨今の御冠船の研究やその復元なりオリジナリティへの回復の傾向から逆に近代がかなり大きな意味を持つのだと考えている。

近代以降のダイナミズムの波の中で集合的無意識の美（写実性が伴う）としての舞台芸術（大衆演劇・大衆芸能）が登場した。日本化=同化の過程とそれに抗う沖縄≪琉球≫の本質的な文化=基層がエキスとして顕れてきた。同化と異化、古くて新しいコンセプトがまとわりつく。

皮肉な表現、アメリカ、日本は沖縄に同化できないね、は言語が絡んでくる。アメリカに同化する日本、日本に同化する沖縄、しかしいずれも完璧な同化はできない。できないところにあるものが重要なんだねきっと。しかしアメリカ、日本、沖縄は同じ地球社会の中にあり人類という共通項の上に異なる歴史・文化・しかし同じスーパー（ＩＴ）文化をまた享受している。

世界の境界が消えつつある今、固有性＝アイデンティティーが逆に問われ続ける。

これまでの沖縄学、これからの沖縄学？！
沖縄って何？
沖縄の可能性はどこにあるの？

沖縄のシンボルが世界に発信するものは何？
何と４８のパネルやセッションが企画されている！