志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

上野千鶴子さんや『愚民社会』の宮台真司さんは、反日なんですか?

2012-01-18 23:11:27 | グローカルな文化現象
                 (ハイビスカスの赤い花は救いかな?)

Twitterを楽しんでいるのだが、たまに気になるRTもある。高江の問題を転載したり、応援歌を呟くと反日だと日ノ丸のTwitter愛好者がRTしたりである。上野千鶴子さんも宮台真司さんもそうだった。つまりネット上で反日的色合いのブログやTwitterを集約するサイトがまたあるのである。面白い。多様な意見や感性が飛び交っている。魑魅魍魎の跋扈する世界でもある。興味のある呟きさんに向き合っているので、とても不愉快ということはあまりない。ただ似かよっているなーという感触を持つ。異例なのは在日アメリカ人大使の呟き、美しい人道主義的な声、それに皮肉で呟く方はまた勇気があってーー。英語で3・11はどうして起こったの?と書きこんでやめたりした。それだけに特化するとあまりにこの世界の力学は哀し過ぎる。偽善・欺瞞の上に積み重ねられた体系を生き生かされているのは確かなのだから、その嘘の上の美しい体系・制度なり社会構造なり国のフレームなりの上に生きている。虚構と隠蔽の城の住人、透明な民主主義の嘘という蜃気楼の中にあっても、体系は体系でその中の価値基準で動いている社会のダイナミズムというものがある。やれやれ!

呟きのことばに即座に反応しあうのも面白いが、自らの趣好にあう呟きににんまりし、対する呟きに「ん、これはおかしい、たいへん」などと溜息をつく。

(砂糖黍の収穫が始まっている!)

今ニュースはウィキペディアが停止したことを告げている。知的所有権の面で自由な表現媒体が疎外されつつあるアメリカの規制は問題。著作権の保護と規制の問題、ネット事業者に政府が規制の法律を強化しょうとしている。検閲をする国家権力の存在がある。ネットの自由と知的財産権をどう両立させるか、という事らしい。

しかしTwitterを含めて自由な発言、声の発信を検閲するところには巨大権力中枢の全体主義体制のイメージが浮かぶだけである。ただでさえ、メディアは権力の僕の面が大きい。透明なる全体主義=民主主義の中で21世紀初頭から起こっている事柄は、透明なメディアが大勢の人間を操作する機能をもっていることを見せつけてきた歴史の推移である。

グローバル化がグローバルな嘘をネットでもばら撒く事が可能でもある。逆に其々の国や地域の真実の声の発信もある。それぞれの世界の中心で真実を追求せんとする声・五感のありか、そこが消えたら世界はまさに闇に落ちるのだろう。反日のレッテルをTwitterで貼り付ける行為も愛国主義であり、日本を生きる声でありえる。

国民国家という枠組みがどう崩れ、どう新たな体制を産みだしえるか?あらゆる面で一国ではなりたたない現在の地球で国を超えて共同体の在り様(EU)がどう動いているのか、多文化主義の破綻もドイツあたりでは深刻な問題を引き起こしているようだ。たえず多様な問題の渦の中にあり続けるこの世に奇跡的に思える命を生き生かされている。

(雑草の花にありがとう!)

愛らしい草花を見て心が明るくなった!

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