志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

みんな壊れていて普通の社会じゃないんだよね!学生が選んだJapan Focusの記事

2012-01-21 00:57:26 | グローカルな文化現象
        (南西の空だが、完全にこのベランダから西はマンションやアパートで要塞のごとき壁)

学生への課題はJapan focusから興味のある記事を選んでその要約とコメントを英語で書いて発表・提出である。今日は7人の発表である。福島原発関係記事が3人ほどだが、被曝することを覚悟で月18万円の給料で、結婚を断念し、長く生きる可能性もないと(癌恐れで)腹を括った男性の事など、彼にヒロイズムを見るかという点で意外とシリアスな表情があった。TECに被差別の人が採用されている事を書いているとう発言があったり、後は沖縄で実際に実験されたのらしい枯葉剤散布の事、また自殺の多さに対する対策で長崎、静岡の成功事例とか、この学生の発表で睡眠できない事と自殺との関係が興味深かった。睡眠薬を飲まないと眠れないという精神的な障害が自殺を引き起こすという事に、反応してきた学生がいた。なるほど、考えていなかった。

その他Death Noteの漫画や映画に対する中国政府の規制の記事を二人の学生が取り上げた。ホラー映画も規制になっているらしく、インターネットと中国政府がいたちごっこのようなソフト戦争を引き起こしていることもなるほどだった。著作権問題とからむのだが、海賊版がはやって著作権侵害が続いている状況も見えてくる。大きな体制の枠組としてみたら、それは開かれるということになりえるのかもしれない。利得のためだけの知ではなく共有される事による利点、それで理解が深まり世界がよりいいコミュニケーションができる空間になればいいのである。

すべて利潤や利得で考えると相手の立場を考えないことがままあるのは普通のことなのかもしれない。相手も自分も共に徳をする、共に豊かになることが可能かという事だが、他者を利用して、他者の血を吸って利得を得るという事の罪深さを認識できない感性や知・意識などの通路があるのだろうが、自分のために、自分のコミュニティーのために、自分の国のために、他者を犠牲にしていいという論理がまかり通っていいわけはないのである。他者を犠牲にしないシステムを創りだす必要があるのであって、格差なり差異を当然視して、利害を得てニンマリする所に未来は微笑まないのだろう。

互いに互いのコミュニティーを豊かにしえる組織的取組のありようが求められているのだろうね。差異という社会の癌細胞もある。誰かが泣いて泣いている傍でおいしいいビフテキをしかし人は食べているし食べてきたのである。それぞれの歴史や文化の経緯を尊重しあうのも大事で、総べてがモノトーンの同じ色合いだと面白くないのもその通りである。

違いを違いとして認識しあう上での理解・共感・共生・そして未来へと続く路がある。

睡眠薬を飲まないと寝れないという可愛いい女の子はそれで自らの体を痛めてきたのらしい。腕に付けられた剃刀による傷の後が見える。彼女を壊したのは家族であり、平安であるべき家庭である。父母の関係牲の地獄が子供に与える精神の傷の深さが多く見え隠れしている。親業の怖さがある。いい親であったか(いい親であるのか)と問われると、厳しい。親である前に信頼しあえる対であったかというと、それが怪しいのもその通りで、根本的なところでことばがことばとして対話できえたか、苦しいところがある。形ではなく、ことばがことばとして成り立ちえたのか?数多の対の関係の溝は埋まるのだろうか?自然原理の罠は凄いと思うだけである。社会の規範も人を絡め取るのである。絡められない精神の自由はどこにあるのだろう?

あなたはいい親を演じていますか?あなたはいい親ですか?まともな親とはどんな親なのだろう?ダメ親から反面教師で育っていく子供の姿もある。

「コーヒー飲んだらいいよ」と言ってくれる若者が身近にいて、将来このブログを分類して電子書籍にしてね、とお願いしたのだが、詩の形式もこのブログに書いているような形態で電子書籍にできたらいいね、とよくわかっていない認識で話していたりした。



(朝、二階のベランダから撮った写真、妙に空が気になった。またあの眼差しがやってくる!)

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