(この瞬間の美に酔う。遠くから見つめる花火!)
朝から前書いた論稿を手直しして一日が過ぎた。大学の研究棟に行こうと思っていたが、それが終わらないので行けない。明日は文化の日、多様な催し物が並んでいる。必要なインタビューは一応電話で前に一歩前進という所。あるテーマを掘る作業は果てがないのだと、実感させられる。
久しぶりの花火は心地よかった。「沖縄は祭が多いね」と若者が言った。「そうね、夏から秋と祭だらけだね。それがないと生きていけない島々なのよ」
小さい頃は花火の追いかけをしたものだった。子供を連れての花火オタクになっていた。ただ花火情報を見て、追いかけていた。本部のビーチにも二度は行った。何万発もの花火が打ち上げられた。帰りの車は渋滞でたいへんだったけれど、あっという間に過ぎた日々だ。昨今はほとんどそうした祭に行く余裕がない。しかし、那覇のはずれの少し高台のこの二階のベランダからは少なくとも南の市町村の花火が見えたり音が聞こえてきたりする。
今夜の南風原町の祭のクライマックスの花火が涼しい夜風と共にやってきた。謝!
風で流される花火! 幻想、闇に浮かぶ花に惹かれるのはなぜ?
遠くの光の花は君のようだね! 恒星の瞬きに似て
夜の外灯が応えているようなそんな光景!しきりに眼差しが見える夜☆