人の移動と21世紀のグローバル社会の国際シンポジウム開催、5月19日、20日ポスターだけUPしますね!このポスターは日本語ですが、国際シンポジウムなので英語ポスターもあります。今日5月19日は多様な催しが盛りだくさんです。基調講演を拝聴したいと考えてい...
雨の中19日に国立劇場おきなわに行った。少し遅れて比嘉いずみさんの女踊り「本花風」から見た。会場は二階席まで満席で、芸大関係者や沖縄芸能の関係者、比嘉さんの故郷名護や大宜味からの関係者が大勢見えていたようだ。そして劇団「うない」の関係者などなど。劇団「うない」の事務局長をしている久米ひさ子さんと要件があり、比嘉さんの独演の後で少しお話した。ハワイ公演の件で話が前に進むことを念じている。なんとロビーで稲福=勝方恵子先生にお会いして少し立ち話をした。彼女が例の松島さん中心の琉球独立学会の創立メンバーに加入したこと(松島さんからのアプローチ)が分かった。松島さんを高く評価している彼女のスタンスなのだろうが、東京にいる沖縄ディオスポラ知識人の使命とパイプ役なのかもしれない。「戦術として面白いね。でも多様性がないと物事は前には進まないね」などの話をした。
例えばチョムスキーたちのZnetがアメリカ内部からアメリカ本体の矛盾や闇を裂き、そこから世界へ発信することばがあふれているように、実は松島さんたちがやろうとしていることは『琉球独立』の可能性を探究する中で一連の東アジアキ共同体の趣向も含めた時代への知的戦略・戦術の一つとして見ることも可能かもしれない。それが注目されているのは中国の学術学会がまた支持表明をした(と紙面から理解した)ことからも有意義なのかもしれない。日本を揺り動かす可能性、ベクトルを指し示す槍になりえるのかもしれないね。ただすでにして通時的にも共時的にもコスモポリタンなわたしたちでありえる。
実はかなたの問題はこなたの問題でもある時代に生きている。こなたの問題はかなたの問題でもある。人類の類としての普遍性と固有性という二面性が絶えずあり続けるのだが、二面性でもなく多面性かもしれない。
内々では琉球独立共和国、って素敵だと思っていたりする。琉球独自の中立平和国家があってそこにはもはやフェンスはないのである。琉球人だけで独立論議をする、もありかもしれない。直に日本やアメリカや中国と交渉する国家としての立場は日本中央に支配され、自己決定権も奪われた現状よりはるかに、いいのである。なるほどーそこは多くの琉球の民衆が後押しする流れなのかもしれないね。「夢ではないリアリティー」かもしれないね。日本人がぶんどっている既得権を琉球人に取り戻す闘いかもしれない。んん、面白い。稲福=勝方恵子さんが発起に入っているという事だから、わたしも入会しょうかな、と多様性が叫んでいるけど、興味をそそられている。
比嘉いずみさんの独演についての感想は別枠で書きたい。彼女は、んん男踊りが躍動的で素敵に見えた。女踊りの様式や歌唱、身体の表象の内に封印されていく踊りはまさに女たちの社会的位相そのものに見えた。こもる身体・感性(情熱)、押し込められるものの窮屈さそのものが昇華されるイメージだね。対して男踊りは跳ねているね。面白い!落差が面白い!次回にでも!