(紺地の着物を干す今帰仁祝女の娘カマドー小)
韓国の「コリアハウス」は年中夕方からパンソリを含め韓国の伝統芸能が鑑賞できる。沖縄ではそのような企画があってなきに等しい。毎日、優れた芸能の粋が見て聴ける空間が提供されているか?昨今のテンブス那覇はややその形態に近いが、伝統芸に特化しているわけではない。たとえば毎日、琉球舞踊でも異なる流派が芸を披露する場がないのだ。質のいい芸を県外から海外からやってくる観光団のみなさんにも提供できる劇空間がない!昨今料亭のような形態を膨らましたミニ迎賓館のような娯楽施設が作られているが、従来の伝統芸の質を提供できる場がない。つまり、料亭では小歌劇も上演できるわけではない。沖縄県文化振興会は観光とセットしたプロデュースをもっとしっかりやってもらいたい。コンベンションビューローも独自の応援ができるはずで、それが機能していないようで、残念だった。
今帰仁祝女殿内の喜劇的リズムについて以前短い論稿を書いたままだが、もっと本格的に喜劇的リズムについて書きたい。もう後がないので、集中しなければですね。やれやれ。対照的な恋の物語のリズム、里主ー下男の恋、桜と梅の花、かまど小とチラー小などなど、あとで続けます。写真研究家の講座を今から拝聴してきます。共同で研究をすることになった女性のお話から得るところがきっとたくさんあるに違いない。
昨夜のとてもいい写真を何枚かUPしますね。後程
手水を飲む里之子≪若按司・比嘉一恵≫「とカマド小の佐和田香織
手水を飲むサンダー・祖慶しのぶとチラー小・古謝 渚
ドレスリハの表情の豊かさもご紹介したい。劇団「うない」の舞台には品性の良さをいつも感じさせられます。「うない」の個性とは何だろうか?それについてはハワイ大学のワークショップで英語で発表したい。PPTを使って短い時間でどれだけ発表できるか、雅恵先生は幻想舞踊歌劇について発表する予定。今回初めての試みもある。これからの準備は万端にですね。いつもモグラとウサギの繰り返しではね、問題。「うない」ブランドの可能性を見据えたい。
世界で女性だけの劇団は決して多くはない。日本、台湾、アイルランドもあったのだけど?世界中の女性による舞台表現集団のネットワークがあったらいいのだが、宝塚は阪急電鉄のビジネスの一環だが、演劇学会などが応援し、その研究が世界との比較において高まっている。掘り下げられている。日本ブランドになっている。宝塚歌劇団のメンバーがこぞって劇団乙姫の舞台を見にわざわざ沖縄に来たこともあった。曙劇場だ。川端康成さんたちが「乙姫」の芸を舞台を評価して後のことである。その辺の詳細はまとめたい。