O Fantasma da Ópera - Filme completo (2004)
2008年、ミュンヘンへ向かうフライトでこの「オペラ座の怪人」を見た。聴いた。とても魅了された。
Genius has turned to madness.
Angel of Music!
オペラの醍醐味に溢れた作品である。何度聞いても心が掻き立てられるLove Storyですね!耳を澄ましながら今、論稿の訂正をしている。
Passion が美しい声で響いてくる。人が人を慕う情念の在り処、は何だろう。幻想の美、果てしなく対を求める願望?!個人幻想とは異なる対幻想の境界で人はまた様々なドラマを生み出し続ける。物語の歌の美醜、醜=美で、激しく求める愛の狂おしさは、愛する慕う者の幸せを望むもの。愛=破壊ではないはずだが、孤独の果てで人が求める愛の幻想協奏曲が流れる。幻想歌が流れる。限りある生を生きる人生のドラマ、人生の燃焼、焼き尽くす情念、音楽の美。
真摯な思いが、美しい旋律に歌曲になる。生きている間、美しい夢、美しい真摯な愛を求める虚=幻想も悪くはない人生。
美しい歌曲を聴いていると、感情がゆすぶられて原稿に身が入らないね!でも最後まで聴こう。
Angel of Music is Strict.
紅い薔薇と指輪!エリックの愛がそこに漂っていた!オペラ座の怪人の愛、孤独、美しい歌曲!クリスティーヌの美しい声音、音曲、オペラの美!
19世紀末のパリ、オペラ座の若手女優クリスティーヌは、自分の楽屋の裏から聞こえる『天使の声』の指導で歌唱力を付け頭角を現すが、オペラ座には謎の怪人が住み着いており、月給2万フランと5番ボックス席の常時確保などを支配人に要求していた。クリスティーヌの恋人ラウル子爵は天使の声の主に嫉妬し謎を解こうとするが、その主こそ『怪人』であり、オペラ座の地下に広がる広大な水路の空間に住み着いた男エリックであった。エリックは生来の醜悪な人相に壊死した皮膚を持つ、見るもおぞましい異形の男であったが、投げ縄や奇術の天才であり、クリスティーヌに恋をしていた。エリックは遂にクリスティーヌを誘拐してオペラ座の地下深く消え、残されたラウルは元ダロガ(ペルシャ語で国家警察の長官という意味)の謎のペルシャ人と共にクリスティーヌを追ってオペラ座の地下へ潜入する。←この映画の物語とはまた少し異なりますね。エリックは才能あふれる男だと紹介されていました。幼いころ悪魔のような子供として見世物になっていたのを救われたのですね。美的センスに溢れた存在だったーー、片思いと幻想、しかし思いは美しかったのですね。歌曲がやはりいいですよね。