日光お参り第2弾は東照宮です。
東照宮境内に入ると言わずと知れた猿の彫刻がすぐの所にあります。 ここは馬小屋でもあり、夏は白馬が写真左の方の部屋に居ますが、この日は居ませんでした。猿の彫刻は左端から右奥まで人の一生の物語になっています。 有名な見ざる言わざる聞かざるの猿は幼少の頃の子供に対する接し方を表していて、悪いものを見ないように、言わないように、聞かないようにした方が良いとの教えだそうです。
次に登場するのは陽明門。 正面の写真は皆さん撮ります。 豪華ですよね。
でも、その裏側って貧弱なのか??
そんなことはありません。 前と同様に絢爛豪華な彫刻仕立てです。 陽明門は日暮らしの門とも言われていますね。 一つとして同じ彫刻は無く、確かに見ていて飽きません。 日が暮れちゃう訳だ!
陽明門をくぐると正面に現れるのは唐門。 白い彫刻が印象的です。
さて、今日の一番注目は「眠り猫」。
何故かって?
東照宮の下の通りに面したお土産屋さんに寄って、店の奥さんらしき人と立ち話をしていたら、眠り猫の話題になって、あの猫って眠り猫って言うんで、みんな寝てると思っていますが、目をつぶっているだけでただ寝ている訳では無いというのです。
それが証拠に爪は立てていて何時でもとびかかれる状態なんだと聞かされました。
ん~! これは初耳。 こどもの頃から何度となく来て、ガイドの説明も何度か聞いた事もありましたが、この話は初めてで、本当か? って確かめたくなりました。
確かに爪が立っているようにも見えます。それに寝ているポーズでは無いですよね。 「眠り猫」と聞くだけで人は寝ているネコの姿を思い浮かべてしまって、その潜入感で物を見るもんだから丸くなって寝ているネコだと勝手に見えてしまいます。
でも、お土産屋さんの眠り猫をモチーフにしたキーホルダ類はみんな丸くなって寝ているネコの姿になってま~す。 おかしいですねェ。 間違ってますねェ。
さて、その眠り猫の下をくぐって奥に進むと石段の道が続いていて徳川家康公のお墓があります。
雪はきれいに除雪してあり、行けそうなので行ってきました。
一番奥まで石段を上り詰めると人がたくさん並んで御神木に向かって願い事を込めています。
誰も徳川家康公のお墓に興味はなさそうです。
この場所こそ今話題のパワースポットらしいんです。
そう言えば、去年の6月にも震災で傷んだ家の事で悩んでいて、日光に来た時に何気なくこの場所に来て、なんでこんなに並んでるんだろうって不思議に思いましたが、お参りした直後に何故か「新築するぞ!」って勇気が湧いて来て、早速マイホームソフトを買って設計に取り掛かったのを良く覚えています。
ここがパワースポットだって言うのを知ったのは半年後でした。
それから2か月間、毎日深夜2時3時まで設計に没頭してましたからその努力があっての不満の全く無い間取りと出来たのは確かで、心願成就のためには、きっかけは作って頂いても努力は不可欠の様です。
パワースポットも過信による寄り掛かり状態は禁物ですね。 かえって、私の様に知らずにお参りするのが良いのかも。
帰りがけに、唐門の奥にある神前にお参りし、更に一段下の場所にある鳴き竜を聞いて帰る事にしましたが、この有名な鳴き竜の建物って「薬師堂」だったんですね。当然薬師堂っていうとお寺系であり、鈴のお守り買ったら、輪王寺って書いてある袋に入れてくれました。 明治になるまでは神仏一体だった事を伺わせる建物の配置な訳です。
少し勉強になったかな?