(追伸:お騒がせですが、この写真は次号のブログに書きましたが、彗星の尾では無い事が判明しました。その顛末は次号をご覧ください。 人生、たまにはこんな事もあるでしょう。 /2013.11.26加筆)
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今日は、何とか昨日のリベンジを果たしたい気持ちで準備をして、下見しておいた場所へ5時に直行・・・と云っても徒歩1分ですが。
まだこの時間では惑星の水星も地平線から上がったかどうかの状態なのでアイソン彗星はその下なので見えないだろうと思っていたが、とりあえず撮影・・・・!
ん? なにやら地面から立ち上がる帯が見える。 あァ・・! 彗星の尾だ! カメラのモニタ上でそれは直ぐ分った。
双眼鏡でもそれとなく分かった。 空が明るくなり始めているので、かなり淡いコントラストだ。
画像処理で強調して素人目にも分かるようにしてみた。
(標準レンズの50mmレンズ、CMOSがAPSサイズなので、35mmフィルム換算で75mmでの画角です。尾の大きさが実感頂けますでしょうか。 画像クリックで拡大できます。)
わかったかな?
でも、残念なのは、アイソン彗星本体の核が昇る前に空がかなり明るくなってしまい、核を含めた全容が写せなかった。
私の天文歴40年で、この手の写真でこれまで失敗したことが無かっただけに非常に無念で仕方がない。
昨日の朝、的確な判断してこの場所に来ていれば間違えなく全容を撮る事が出来たはず・・・・パソコンのシュミレーションデータを信用しきった事が失敗の原因。
これまでは、こんなソフト無かったから心配でいろいろ考え抜いて撮影に臨んでいたからこそ失敗無く撮れていたんだと思う。 気の緩みは禁物だ。
時間を戻すわけには行かないので、12月になってアイソン彗星と再会したときには頑張ろう。
この時間帯は空の状況の変化が激しいので5分の遅れが命取りになる。
今回は50mmレンズだったが、もしかすると12月の再会時は50mmの画角に入らないかも知れない。 きっとすごいぞ!
2013/11/24 5:15
SONY NEX-5N Nikon50mmF1.4->F4
ISO3200 2s 固定撮影 6枚スタック