nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

環境展2024

2024-02-19 08:35:18 | 星空
昨日は那須塩原市の「消費生活と環境展」が開催されました。

昨年から環境展の会場が「いきいきふれあいセンター」(黒磯公民館)から駅前の「みるる」(図書館)に移って今回で2回目になります。

以前、この地に移住して間もない頃に綺麗な夜空を幾つものサーチライトが灯台の如く照らしている光景を目の当たりにして、県や市の環境課に光害防止について提案や協力を求めていました。
そんな時、市環境課による環境展の開催が始まって間もなかった2000年2月20日開催の時に出展依頼を受けて出展を始めてからもう25年目になります。
2005年頃だったと思いますが、それまで別々の名称での同日開催だった二つの催し物が「消費生活と環境展」と名称統合され今に至っています。

自分でも驚いていますが、星仲間や妻の協力があって続けられています。
ありがたい事です。
今回は最繁時間帯に妻にも手伝いに来てもらって助かりました。

25年間大雪とかコロナとか外部要因によってイベント自体が中止になった年も有りますが、個人的理由での不参加は一度もありません。(皆勤賞!)

多分、環境展での市の組織や大企業以外の一般参加の中では最長のブースのはずです。
他の参加ブースの名称で過去に有った全ての名称は今は無く、25年間変わらず存在しているのは私達のブースのみです。

土曜日に準備に行って展示物を全部完成させたかったのですが、今年は私達のブースだけは会議室ではなく完全に図書館の一般利用者が入るスペースでしたので、一部のパネルは事前設置出来ませんでした。
仕方ないので当日の朝、早めに行って完成させました。

その完成した状況が次の写真です。
会場のスペース的に昨年よりパネルが1枚減りましたが、展示内容を駆使してなんとか納めました。

このアンケートを書いて頂く机の中央の電気スタンド素敵でしょ。

まるで、私達が用意したスタンドみたいですが、実はこのスタンドは床に固定の図書館の備品なんですが、とっさに閃いたアイディアで上手く活用させて頂きました。


今回は外の歩道に面した窓が有ったので、こちらも前日にアイディアが出て窓ガラスにA2サイズの大きな星の写真を外向きに貼って通行人の気を引く作戦も出来ました。


更に、図書館内の通路から奥まっているので歩く人が分かるように、前日に急遽作った秘策があります。
それが、この看板。


ちょっと写真では分かりづらいかも知れませんが、上部の直線部に例のワイヤーLEDを付けて点滅させています。
通路を歩いていてこの看板が目に入らぬ人はいないと思います。


実際、この看板を見て来場してくれた中学生や高校生も何人も居ました。

勿論このイベントを知らずに図書館を利用に来られて看板に引き寄せられたそうです。
中には「高校に行ったら天文部に入るんだ」と目を輝かせる宇宙の事にとても詳しい中3の子もいました。(えッ、昔の自分の様な・・)
以前の公民館での開催時ではあり得なかった通りすがりの多くの若い層の集客が出来ました。

説明用展示物の全体像はこんな感じです。

光害とは何かを知って、悪い照明による被害の実態を知り、解決方法を学び、市内の具体的な良い照明を知って頂き、市内で撮った実際の星の写真を見て、夜空の環境保全の必要性と安全な生活を送るための照明の方法を理解して頂く
流れとなります。


10時になって一般の図書館利用者が入場し始めると、どんどん来場者が増えて11時を過ぎるとこの写真の倍くらいの来場者になり私とnojiさんと別々に数人まとめての説明をしたりと力が入りました。
そんな状況の写真は忙しくて撮りようも無いです。


中には質問攻めの方もいましたが全て難なく回答すると、「あなた方はどう云った団体なのか」とちょっと怖い顔で聞かれたので、「星が好きな仲間での個人的な参加で、必要な光を消すのではなく正しい使い方を知って頂いて星空の見える街を守りたいんです」と云うと大変驚かれてこれからも継続する様、激励を頂きました。

話しの内容からすると、何処かからお金をもらって環境問題をネタに利権絡みの環境活動をしている団体かと思い込まれていたのだと思います。
この方は一体どんな方なのか逆に知りたい気がしました。

また、ネットでこのイベントを知って遥々隣りの県から来られた方や、沖縄の小島から旅行に来てたまたま駅前を歩いていて図書館に入ったという若い女性も居て、その島には全くと言って良いほど街灯が無く、凄い星空を毎日見ていると云います。
そんな光景一度見てみたいものです。

それにしても、やっぱり子供も大人も太陽系儀に釘付けになります。


特に親子で来られる方の大半はお父さんやお母さんが水金地火木土・・・と、お子さんに教えますが、中には小学生の子がお父さんお母さんに説明する親子も何組かいました。

そして皆さん同様に・・・
「えッ、なんでそんなこと知ってるの・・・」と親が驚く場面も。
多分、自分の子が宇宙のことにすっごく興味を持っている事を今まで知らなかったのだと思います。

私が褒めてあげると、得意げな顔で喜んで親も嬉しそうです。

例年ですと2時を過ぎると来場者は激減しますが、今年は終了時刻の3時を過ぎてイベント終了アナウンスが流れて他のブースは既に撤去作業を始めている中、私達のブースには何人もの来場者がいて片付けが大分遅れてしまいました。

図書館内と云う条件も有ってか、これまでとは違う人種かと思う様な来場者が多く、書いて頂いたアンケート内のコメントを見てもその違いが明確に分かるほどです。

私も今までになく有意義な一日でした。
ご来場頂いた多くの方々に感謝です。
そして開催して頂いて機会を与えてくれている市職員や星仲間と妻にも感謝です。

ありがとうございます。

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