今年も大きなトンボが家の庭木に停まりました。

でも冗談はさておき、ラジコンを操作している人は相当な農薬を被っていると思うのですが、大丈夫なのでしょうか?

ここ数年、緑色の「うんか」を全く見なくなりました。
これにかじられると蚊同様にかなり痒くなります。
子供の頃から当たり前に居た夏の風物詩の虫です。
私がここへ越して来た30年前は農家の方は主に粉状の農薬を掛けていました。
有人ヘリで散布したり長ーいチューブに空気を送って二人掛かりで撒いたり・・・
この農薬の匂いが凄くて、この匂いを嗅ぐと吐き気を感じるくらいでした。
私が越して来る数年前にはその有人ヘリが高圧線に接触して墜落すると云った事件もすぐ近くの場所で有ったそうだ。
運良く、人命は助かったそうです。
でもその頃は夜になれば家周辺でもホタルが飛んでいました。
しかし、その5年くらい後には液体の農薬が撒かれるようになり、その年から蛍は一切居なくなりました。
でも、うんかはまだ大量に飛び交っていて、庭で草むしりをしていると必ず刺されて痒くなりました。
それから数年後からはラジコンヘリでの散布になり、5年くらい前から薬材がまた変わったのか、「うんか」は全く居なくなりました。
うんかは稲の「いもち病」の原因らしく、農家の方にとっては被害に遭うと死活問題らしい。
以前は液体農薬でも、散布する際にはラジコンヘリから白い霧状の物が噴霧されているのが良く見えたし(多分乳白色の色の液体)匂いもありましたが、数年前に変わった薬剤散布は、散布しているのかどうか目で見ても分からないし、匂いも殆どしなくなりました。
しかも、確実に殺虫能力は向上しています。
人に危険を察知させるための匂いや色を無くして良いんだろうか?
嫌な匂いがしないから「安全」では無いです。
業務に携わっている数人の方も、危険を察知できないまま毎日農薬散布をしているのではないかと思ってしまいます。
マスクごときでは薬剤が透過する可能性も有るし、顔や手の皮膚や目はむき出しですからね。
ちなみに私の畑は家の裏側で、風は家から田んぼ方向の風なのでこの散布薬が家や畑に掛かる事は無いです。
アメリカの農家ではジャップ(日本人を馬鹿にした言い方)の喰う小麦や大豆には収穫前に除草剤を大量に掛けて枯らして収穫時期を調整することはやっても良いらしく、その安い小麦などで作ったスナック菓子を食べている日本の子供達の髪の毛からはバーコードの様になって食べた時期が分かるほどのグリホサート(発がん性のある除草剤)が検出されるそうです。
髪の毛は日々伸びて行くので何時どれだけ除草剤を摂取したかを知る情報記録媒体って訳です・・・
勿論、アメリカ国内にはそんな農作物は流通しません。日本向けだそうだ。
そのために最近日本政府は残留農薬の基準値を緩和して輸入を促しています。
誰のための政府??
毎日食べてりゃ、毛が伸びてもバーコードにもならずに髪の毛全体に検出されるのでしょう。
流石に国内の農家さんは除草剤を掛ける様な事はしませんが、殺虫剤は沢山掛けて無農薬とは程遠く、益々毒性を高めて生産性を上げる事しか頭には無さそうです。
これらは、農家の方よりそれを要求する消費者に最大の原因がありそうです。
多くの人がスーパーなどで求める農産物は・・・
・見掛けの形が綺麗な農産物
・安い農産物
・虫などが一切居ない(虫食いの形跡もない)農産物
つまりは農薬を使わないと出来ない農産物って事ですね。
国民全体の意識が変わらないと改善は無理の様ですね。