nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

32W型(40W型)直管蛍光灯のLED化

2022-12-05 08:35:33 | 工作
最近の電気料金高騰には驚きます。

以前から思っていた照明器具のLED化。
家を建てた10年前は丁度LED化の過渡期で、LED照明器具がまだ凄く高い時代でしたので、止む無く従来型の蛍光灯器具を設置していました。
ここ数年で白熱球系のLEDがかなり安くなって来たので階段照明や玄関などの主だった白熱球に関しては殆どLED化してあります。

白熱球は一番効率の悪い照明器具ですから、LED化することで1/10くらいの省エネ化が可能ですし、何の工事も必要無いので手っ取り早く最高の省エネ策になります。

問題は蛍光管タイプの物です。

キッチンのベースライトの天井直付け蛍光灯は昔40Wと云っていた物と同サイズの直管2本ですが、最新技術の高周波インバーターのものなので同じサイズで32Wになっています。
この時点で80Wが64Wになって、20%の省エネ機器ではありました。


しかし、菅のワット数は32Wでも安定器やインバーター回路の消費もあるので実質は2灯で70Wくらいになると思います。

キッチンの蛍光灯は平均8時間/日くらい点けているので影響は大きいです。夜間の26円と昼間の31円(電化上手)があり、各時間帯の使用時間の違いもありますが、約28円/kwとすると・・・

1ヶ月電気代=70W✕8h✕30日÷1000W✕28円=470円/月
です。

年間では5,640円にもなります。

そこで、LED器具に交換しようと思いましたが、この手の直管型ベースライトの照明器具はデザイン性が悪くて良い物が無い上に高いです。

現在の器具は一条工務店で付けた物で蛍光管むき出しでなく、カバーもありデザイン的にもスッキリしたデザインでそこそこ気に入っています。


なので現在の器具をそのまま使いたいので、自分でLED化をする事にしました。

最初に云ったように現在付いている直管蛍光灯は32W型ですが、サイズ的には昔からの40W型と全く同じものですが同じ蛍光灯でもインバーターで使うには32W型のインバーター専用蛍光灯になります。

LED化する上でその代替管を探す際には40Wとか32W型と書いてあれば良いという事です。
心配であれば長さ120cm(1198mm) と記載があれば間違えないです。

しかしややこしいのは、LED蛍光管には片側給電方式と両側給電方式の物、更に電源内蔵型とLED本体のみで電源を別途必要とする物など様々あります。

現在の世の中の潮流を見ていくと、どうやら従来の照明器具に取り付けるには「片側給電方式」で「電源内蔵型」が主流らしい。
それらの条件で明るさや値段などを吟味して行って、やっと希望のLED直管を見つけました。

早速注文。
LED管はガラスではなくプラスチックですが、頑丈な厚紙の筒に入って来ました。


片側給電の電源回路内蔵の物は、このL/Nと書いてある方しか電源を必要としないので、反対側の端子は単に管を器具に保持するだけの役割になります。


分かり易い図がネットにありました。

こんな感じです。
LEDはダイオードなので本来は直流で動作発光するものなので、簡易な物かも知れませんが定電圧電源などによる直流電源が必要です。
今回の製品はLED管を発光させた状態で直接光源を写真に撮ろうとするとちらつきが出たので完全な直流回路では無さそうですが、室内撮影には全く影響ありませんし、昔の蛍光灯の様な目で確認できるようなちらつきはありませんでした。

器具が天井に付いたままですと作業が大変なので、取り外します。
取り外した100VのFケーブルはスイッチ切ってあって電気は来て居ませんが念のため仮にビニールテープを巻いておきます。


現状はインバーター回路や安定器が接続されていますが、全て不要ですのでそれらを通さないで、100VをLED管に直結させる工事を行います。


ちょっとボケてしまいましたが、スリーブを使って圧着接続をします。

2灯あるので、100Vからの線を二分配します。


青白の線は私が追加接続しました。
たったこれだけの事です。
インバーター回路などは面倒なのでそのまま器具内に残置しましたが、電源ケーブルは外してあるので回路に通電はされませんから、全く問題ありません。


将来の事を考えて、LED化したことや交換時に使えるLED管の種類を、インバーター回路の上の面にしっかりと表示しておきます。
(ブログ書いていて気が付きましたが、実際には12月4日が正解です(笑い))


電源が供給される側の端子近くにも貼っておきます。


この直結工事をした状態で従来型の蛍光管を接続すると、発火や破裂することもあるそうです。

で、これで完成。
元の天井にビス止めして完了。


無事点灯しました。


今回購入したLED管は2600ルーメンの明るさの物ですが、これまで使っていた蛍光管より若干明るい感じです。
色味も昼白色(5000K)を購入したので、これまでの蛍光管の昼白色と違いを感じませんし、演色性も良いです。
キッチンの照明なので演色性は重要ですよね。

一本18Wですので2本で36Wになります。
2本セットで2,980円でした。

このLED管の消費電力料を計算すると・・・

1ヶ月電気代=36W✕8h✕30日÷1000W✕28円=242円/月
年間=2,904円

これまでのインバーター蛍光管だと470円/月でしたから

1ヶ月で470円ー242円=228円お得(ー49%)。
年間5,640円ー2,904円=2,736円お得。
(40W蛍光管から変えた場合には75%OFFになります)

更に今回購入したLED管は2,980円で買ったので、13カ月で元を取れます。

ちなみに、ネットで調べていくと必ず「工事には電気工事士の資格が必要」と記載されますが、私も一応電気工事士は持っていますし、最初に就職した会社で軽微な業務ですが実際の屋内配線等の実務経験もあります。

資格の有無に限らず、私みたいに自分でやっちゃおうと云う方はそう多くは無いと思いますが・・・

購入したLED管のリンクを付けておきますので参考にしてください。
 

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