昨日の夕方、非常に珍しい光景を目にしました。
書斎から夕日が見えましたが、レースのカーテン越しに見ると常に太陽の周辺には虹が掛かって見えます。
レースのカーテンの繊維の屈折によるものです。
ところがこの日のその虹は違って見えました。
なんか変だだなぁ。
カーテンを開けて見たら・・・・
えェ~~!なに!これ~。
凄い光景が目に飛び込んで来ました。
その後、太陽は雲の中に。
天使が雲に乗って光を放ってるのか??
こんなの見たこと無い!!
「彩雲」って感じでは無いですね。
この写真、レンズのフレアとかゴーストだと思ってる方もいると思いますが、その内そうで無い事が分かります。
この現象は、たまたま来ていたKenさんと妻にも声を掛けて見せました。
太陽が雲間を下って来ると、思ったとおり今度は下方向に虹が・・・
ちょっと、露出を落として撮影してみました。
太陽本体と同じくらいその周囲が眩しく明るいです。
肉眼で見ても正しくそのとおりです。
その後、太陽は山に隠れます。
太陽は、中心付近の極僅かな大きさですが、その周辺5倍くらいの広さが太陽と同じくらい輝いて更にその周辺に虹が出ているのが分かると思います。
そして日没。
太陽本体が見えなくなっても虹だけはそのまま残っていて、不思議と5秒程度の周期で濃淡を繰り返して丸で太陽が息をしているかの様でした。
太陽が既に見えない状況でレンズのハレーションやゴースト的な事は起きませんから、その類で無い事は明白でしょう。
私は、レンズでは無く実際にこの目で確認していますし・・・
調べると、太陽の周囲に出来る虹はハロと呼ばれていて「22度ハロ」と「9度ハロ」が有るようです。
太陽を中心にそれだけの角度の所に出来る輪っかです。
一般的に天気が崩れる前兆として太陽から結構離れた場所に出来る輪っか(笠)が「22度ハロ」で六角形の氷の結晶で屈折して輪っかの虹の様に見える現象です。
(ウエザーニュースサイトから引用)
その内側に出来るのが「9度ハロ」(上記写真内側の環)らしく、9度ハロはピラミット型をした氷の結晶が上空に有る事で起きる意外と珍しい現象らしいです。
では、今回目撃した虹は「9度ハロ」なのでしょうか???
少し、トリミングして拡大した写真で確認します。
太陽の視角度は0.53度です。
今回見えた虹の先端付近までの角度はたったの2.5度。
太陽から離れた場所では無く、太陽の直ぐ周囲に虹が出来ています。
22度ハロでも、9度ハロでもありません。
言ってみれば0度ハロ。
凄く違和感を感じるのは、この虹は山の手前に見えてる事です。
上空高い所で起きている現象なら山の向こう側になるような・・・
天気情報サイトにはこの様な解説図がありました。
どれにも当てはまりません。
見掛け的には、山頂付近で太陽を背にして反対側に出きる「ブロッケン現象」の虹に似ていますが、太陽の周りに出来る物ではなく生成要因が全く異なります。
検索している内に、それらしいものを発見。
氷の結晶による屈折ではなく大気中の大量の花粉による屈折で起きる虹は太陽の直近に出来るらしいです。
どおりで、山の手前に虹がある様に見える訳です。
少なくとも山と家の間で発生している現象なのかも知れません。
どちらにしても、幾つもの条件が重ならないと見ることは極稀な現象のようです。
実は、この日の午後トイレに入って時計を見たら久々の2:22:22のゾロ目が目に飛び込んで来ました。
ゾロ目目撃の数時間後でのこの虹の光景でした。
ディジタル時計の文字盤を見たその時に、見える時刻数字全てが秒までゾロ目に揃っていたと云う事ありますか?
私は、このブログでも何度も書いていますが、1,2か月に一回程度目にします。
背筋に電気が走ります。
偶然と云う代物では無く、見せられているという感覚です。
妻や知人に聞いてもそんな瞬時でのゾロ目光景は見たこと無いと云います。
関係あるのかなぁ。