42-世界を変えた男-
今年猫の目ランキング1位2位を争う映画です
なぜかわからんけど、いつも行くシネコンでは
小さな部屋での上映なのです
人気が無いのかなあ・・
でも結構人はいってたんだけどねー
そんなことはどうでもいいんです
本作はアメリカの全球団 (独立リーグやアマチュア含む)が永久欠番にしている背番号42、
黒人初のメジャーリーガーとなった英雄ジャッキー・ロビンソンの伝記映画です。
あらすじ
1945年、戦争がおわり世間はようやく落ち着き、大リーグに娯楽を求めていました
しかし、大リーグは白人による白人のための娯楽だったのです。
黒人には、黒人だけのニグロリーグがありました。
そんな中ブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキー (ハリソン・フォード)は、
「これからは、そんな時代ではない。
黒人も金を払ってくれる、お客なんだ。白も黒も無い。ドルは緑なんだよ」と嘯きます。
そして周囲の反対を押し切り
ニグロリーグで活躍中の黒人選手ジャッキー・ロビンソン (チャドウィック・ボーズマン)と
電撃的に契約し、下部組織3Aのモントリオール・ロイヤルズに入団させます。
ジャッキーにリッキーは噛んで含める様に
「お前は、これからとてつもない試練をうける。しかしやり返さない勇気を持つのだ」と諭します
当時は人種差別が激しく、有色人種のメジャーリーガーはいなかったため、
彼は他球団の選手、コーチはもちろん、チームメイトやファンからも差別を受けるのです。
トイレは別、ホテルの宿泊も断られる
挙句に、脅迫まで日常茶飯事
試合に出れば、ビーンボール、心無い野次・・
ロッカールームではチームメイトに遠慮してシャワーも浴びれない・・
心がすさぶ・・
そんな逆風の中、リッキーの陰なる支援や妻の愛により
ロビンソンは固い意志を持ち己を制していました。
そして1947年4月15日 (のちにこの日がジャッキー・ロビンソン・デーとなる)、
ドジャースの本拠地エベッツフィールドに立つのです・・・
もうね、何度泣いたか
当時の差別ってこんな甘いもんじゃ無かったんでしょうね
もっといやな思いや危険な目にあったんでしょう
想像に難くない
1つのシーンで
南部の球場でプレーするロビンソンに
心無い野次を飛ばす男。その横には男の息子が・・
父親の野次を見て、その子まで「このニグロ!帰れ!!」と言い出す
差別の連鎖ですね
でも、そんな中けっしてくじけることなく
結果を出していく・・
恐るべし意思の力と実力・・
そして、その姿に魅了されていく人が増えていくのだ
感動するのだ。
これは野球映画ではないですね。
ぜひごらんください