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マネーショート 華麗なる大逆転ってなんやねんこの副題

2016-03-08 04:32:32 | 映画
マネーショート

原題はTHE BIG SHORT。

マネーショートは、懐がさみしいっていう意味だそうで

BIG SHORTは、お金が無い!ってな感じでしょうか

邦題の副題が、華麗なる大逆転ってなってますが・・・


あらすじからですが

ここから先はネタバレ注意

ややこしい映画でもないんですけど

経済話なので、苦手な人は読んでから見に行くと

わかりやすいかも




あらすじ

2005年、へヴィメタルをこよなく愛する金融トレーダーのマイケル

(クリスチャン・ベール)は、

格付の高い不動産抵当証券の事例を何千も調べていくなかで、

返済の見込みの少ない住宅ローンを含む金融商品(サブプライム・ローン)が

数年以内に債務不履行に陥る可能性があることに気付く。

しかし、その予測はウォール街の銀行家や政府の金融監督機関からまったく相手にされなかった。

そんななか、マイケルは“クレジット・デフォルト・スワップ”という金融取引に目をつけ、

ウォール街を出し抜こうと画策する。

同じころ、マイケルの戦略を察知したウォール街の銀行家ジャレット(ライアン・ゴズリング)は、

信用力の低い低所得者に頭金なしで住宅ローンを組ませている大手銀行に

不信感を募らせるヘッジファンド・マネージャーのマーク(スティーブ・カレル)を説得し、

“クレジット・デフォルト・スワップ”に大金を投じるよう勧める。

また、今は一線を退いた伝説の銀行家であるベン(ブラット・ピット)は、

この住宅バブルを好機と捉えウォール街で地位を築こうと野心に燃える投資家の二人から

相談を持ち掛けられる。

ベンは自分のコネクションを使って、

彼らのウォール街への挑戦を後押しすることを決意する。

三年後、住宅ローンの破綻をきっかけに市場崩壊の兆候が表れ、

マイケル、マーク、ジャレット、ベンは、ついに大勝負に出る……。


とまあこんな感じですが

経済の裏を読み、

銀行の裏をかいて

読みが的中し大儲けした

サクセスストーリーかと

思えば、さに非ず。

これは決してサクセスストーリーではないですぞ

恐ろしい映画です



簡単に言うとバブルです

その泡がはじけるのを予想した人がいて

はじけるぞ!って警鐘を鳴らしているのに

誰もが熱に浮かされ、聞く耳を持たない

3年もの間バブルは膨らみ続け、

その間マイケルやマークは

自分の信念に基づき行動するのですが

周りは誰もいうことを聞かず、信じず

マイケルのファンドはマイナス推移・・・

金主は資金を引き揚げようとします

実際に資金を引き揚げ、逆に訴える連中まで・・

マイケルらは

孤独を深めるんですよね

しかし、2008年のある日

バブルははじけます

マークやマイケルの言ってたことが現実になるのです

マイケルが構築したファンドは500%の値をつけます

金主たちが、マイケルのいうことを信じていれば・・・

また、信じる道を貫いた

マークたちは10億ドルのボーナスを手に入れる

しかし、マークやマイケルの顔には笑顔はないんですよね



なぜか・・・


ブラピ演じるベンが言います

「浮かれるんじゃない!アメリカ経済が破たんして

600万人が職を失い家を失うんだぞ!」



大きな家に住んでいた

全身刺青の親父が、

車に家財道具一式を乗せているシーンには

心が痛みます


なもんで、邦題の「華麗なる大逆転」っていうのは

本当にこの映画を見てつけたのか?

予告編も、銀行に一泡吹かせた痛快譚ってふれこみでしたが

この映画を実際見てみて、そんな思いはこれっぽっちもわかない

変なミスリードするんじゃねーよ
コメント
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