「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



こないだの、部屋のエアコンの排水がどこかで詰まって
閉まった件。

ひとまず仮対応を行ってみて、数日なんとか動かして
いるところ。

もともとの排水ルートは、ドレインパン右側にある穴
から、ドレインホースを伝わって外に排水しているん
だけど、そのルートのどこかで詰まっているはず、と
いうのが、当日の調査でなんとか分かったんだけど、
ドレインパンの排水穴にアクセスできるルートまで
分解できず。

ダイキンのエアコン分解動画とかみまくって、大体
このあたりのねじを外せば、本体内部の機構を上に
数センチ持ち上げられるはず…とか思っていたんだけど、
めぼしいねじを外してみても、機構部分を浮かすこと
ができない…。

で、もう一つの方向性として、ホムセに行って買ってきた
サクションポンプを使って、外壁側に生えてるドレイン
ホース側から詰まりをすいだしてやろうじゃないか、と。

…どうやら、ホースのどこかに穴があるみたいで、
サクションポンプのハンドルを思い切り引っ張っても、
空気を吸うばかり…。

大工事をするんであれば、このドレインホースを含め、
冷たい冷媒、温まった冷媒、電源線をひとまとめに
巻いてあるテープを片っ端から捨てて、ホースのどこまでが
生きてて、どこから詰まっているかを確認する必要がある
んだけど、それをすぐにやるのはちょっとキビシイ。

(多分、ホースやテープはホムセで汎用品が売ってるので、
 それらを買っておいて、ホースの外せる部分全部を一旦
 はずして、最後に本体につながってる部分だけ残して
 おいて、そこからサクションポンプでがっつり引っ張って
 やれば、さすがにサクションポンプも効くだろうと)



こことか、




で、そういう感じの本対応をクソ暑い中やってると、
連日の猛暑でさすがに死にそうなので、また今度って
ことにして、やっぱり仮対応で済ますことに。

小さい電動ポンプをドレインパンに仕込んで、無理やり
電動で排水させようかとか、いろいろ考えてみたんだけど、
新たなトラブルを生みそうなので、あれこれ作戦を考え
直す。


なんか、動画に出てきた内容をふと思い出す。ドレインパン
には排水穴が左右に2個あると。
うん。もう片方の穴も水を排水することができるはずだな。

で、探してみると、ドレインパンの左下側に、ゴム栓が
挿してある部分がある。おぉ、これだろう!
(写真はあとで)

ってわけで、バケツ持ってきて、ゴム栓抜いてみる。
…ビンゴ!!

1リッターくらいの水が出てきた。でも、ドレインパンの
水は全部は排水されないんだな。よく見ると、底の方は
やっぱりなにかカビみたいのがくっ付いているなぁ…。
これが流れて行って詰まっている…という可能性は
全然ありそうだな。そうか。長く使ってるしなぁ。

さて、次に考える必要があるのは、この穴からホースを
使って、室内に置いたポリタンクに水を排水させる方法。

本体カバーのどこかに穴をあけてホースを通すか、うまく
やれば電源線のあなから一緒に出せるんじゃないか…と。
(結論としては、電源線の穴から一緒に出せた)

課題としては、ドレインパンの下側に開いた穴なので、
ちゃんと密閉しないと、そこからぽたぽたと水が垂れて
元の木阿弥なので、その辺のパーツ加工をどうするか。

作戦としては、ゴム栓の形状的に、細い部分の径が10mm、
水を食い止めている二重の輪っかの部分が約11.5mmほど。
(ノギス計測の結果)

こういうものは、11.5mmの棒状のものを突っ込もうと
すると、ギリギリ入る場合は隙間から水が出てきて、
隙間がない場合は入らない、っていう感じになる。
なので、このゴム栓も、穴径より少し細い本体部分と、
ギリギリ太い二重の輪っか部分が組み合わさってて、
穴に突っ込んだ時に、輪っか部分が押されて少し変形
することで、隙間をうまく埋める仕組みになっている
わけ。

で、まったく同じものが当然ながらホムセで買えるわけ
はないので、このゴム栓を改造するか、それとも似た
形状の何かを作るか。選択肢は2つだけだろう。

ゴム栓は、内部が中空の「試験管」みたいな形状になって
いるので、先っぽだけ穴をあければ水をそこから出すのは
簡単だと思うんだけど、あくまdで仮対応なので、そこ
までやりたくはない。

というわけで、何とかしてこのサイズのものを作って
しのごうという方向に。


ホムセに行って、いろいろ買ってきた。

まずは、水をポリタンクまで導くためのホース。金魚水槽
のための透明なあのホースと、接続用のパーツを買った。



それと、直径10mmのプラ管。1mのしかなかったんだけど、
仕方ないのでその長ーいやつを買ってきた。昔買ったパイプ
カッターを工具箱から引っ張り出してきて、ゴム栓と同じ
くらいの長さでカット。



で、これに「Oリング」を組み合わせれば、密閉性が
保てるだろう、と。



こんな具合に。



で、このプラ管をドレインの穴に充ててみると、少し
長すぎる感じなのと、なんと、せっかく250円くらい
(かつ太さ2種類で2袋、計500円くらい)だして買って
きたOリング、両方とも太すぎてドレインの穴に入らず。
もったいなかった…。


で、作戦変更なんだけど、とりあえず長さ的には、
元の栓の「穴の中に納まる部分」くらいの長さでカット
してみる。
あと、水漏れを抑えるための材料としては、当初から
つなぎ目を固めるための材料として使おうと思ってた、
「おゆまる」を投入。



プラ管にこんな具合におゆまるを薄く巻いてみて、ノギスで
計りながら、できるかぎり真円にちかくなるように加工。

こいつを、さっきの金魚用ホース一式と組み合わせていく。


こんな風になって、



こんな感じ。

で、ドレインの穴に差し込んでみると…

…ギリギリサイズなので、プラ管の上をおゆまるが
滑っちゃう。いろいろ試行錯誤の結果、



こんな風にプラ管全体を覆うようにおゆまるを伸ばして、



この写真だとまだ先端部分におゆまるがとどいてないん
だけど、最終的には先端部分もおゆまるで覆うような
形状にしてみた。
ちなみに、おゆまるがプラ管に薄く同じ厚みで巻いて
あるようにみえるかもしれないけど、実際はノギスで
計りながら、先端部分が少し細く、先端から1cm程度
のところで11.5mmくらいに膨らむような、円錐状に
なっている。
(本当は、オリジナルと同じように、二重の突溝(?)
を生やしたかったんだけど、そういう加工は手作業では
キビシイ)

そもそも、この薄皮のようなおゆまるをどうやって貼った
のかっていうと、竹とんぼみたいに両手で管に巻き付けた
おゆまるをクルクルと巻いて成型しているので、とにかく
加工精度が職人の腕次第。(まったく期待できない)

でもまぁ、なんとかノギスで計ってみても、おゆまるの
色の濃さで見ても、なかなかきれいな感じになっている
っぽいので、とりあえず試してみることに。



上側のグレーのプラ管が、ドレインパンからの出口。
そこにさっきのブツを差し込んでみたところ。
下側は、オリジナルのゴム栓。だいたい同じ長さで切って
作ったので、どの辺まで挿さっているのかを見るために、
下に並べて撮ってみた。



後ろから見るとこんな感じ。少し管との間に隙間が見える
んだけど、多分これ、もともとこのドレインの出口自体が
円錐状に作られているからじゃないかなと。

で、排水管をどうやって外に引っ張りまわすかなんだけど、
ドレインパンの出口の高さと、AC線の出口の穴の高さ
を比べると、後者の方が低いので、水が流れるのに支障
はないはず。



で、こんな感じで引っ張りだした。
一つ気にしておかないといけないのは、万一水が漏れたり、
もしくは冷たい水が出てくるところだけに結露した場合、
水が滴って、壁のコンセント穴に入っちゃうと大変。

というわけで、エアコン電源線に「たるみ」部分を設け、
水が垂れてきたとしても、線の途中からポタリポタリと
下に落ちるようにしておいた。


さて、ホースをポリタンク(12リッター)に繋いで、
試運転。


30分ほどで、300ccくらいかな?水が出てきた。もちろん
エアコンも効いてる。よしよし。

そのまま一晩運転してみて、大体2リッターくらい出てきた。
やっぱり、稼働直後は水がいっぱい出てくるんだけど、
一旦部屋の湿度が下がっちゃうと、もうそんなに水が出て
こない。
(まぁ、あと温度設定が日中でも30度、夜間は29度か28度
くらいなので、弱運転士しかしてないから、そんなに水も
出てこないんだろう。ちなみにネットで調べたところでは、
1時間あたり1リッターくらい出てくるって書かれてたので、
それに合わせてポリタンクの大きさを選んだんだけど、
まぁ、そんなに大きいのは要らなかったな)


ひとまずこの仮対応状態でしばらく運用することにして、
本対応はまたこんど、涼しくなってからにする。
数日回してみて、水漏れもしないし、ちゃんとポリタンク
に水が溜まってくるので、当面は大丈夫だろう…。



あと、今回試してみたことの一つとしては、ドレインパン
に思ったよりも謎生物がこびりついていたっぽいので、
そいつらをどうするかの話。

ホムセに行ったときに、いわゆる「パイプマン」とか
「パイプユニッシュ」とか買ってきて、詰まりを溶かして
しまえばいいんじゃね?なんて思って、製品を手に取って
みたんだけど… 説明書きの成分とか使っていい場所とか
を読んでみて、しばし考える。

これ、けっこうつよい、塩素系のアルカリっぽいな…。
腐食性がありそうだから、下手にエアコンのドライパン
なんぞに使うのはやばそうだし、熱交換器部分はアルミ
だから、付いちゃったら一発で腐食するな…と。
とりあえずパイプマン作戦は断念。


帰ってきて、でも、なにかやりたいなと思って、思いついた
のは、次亜塩素酸水を作るための粉。いわゆる、プールの
殺菌剤とか、お風呂の「ふろ水ワンダー」に入っている成分
なんだけど、これ、ほぼ中性(確か弱酸性)だし、同じ塩素系
だし、腐食性はないし、食品添加物に指定されてるやつだし、
これなら大丈夫だろと。

で、ドレインパンに1リッターくらい水が残っていると仮定
して、500~1000ppmくらいになるように(だいぶ濃いめ)
調整して、粉を投入。
(多分、ふろ水ワンダーに換算して、1個分くらい。ちなみに
ふろ水ワンダーの大部分は発泡剤だと思う)

いまのところ、まだ結果は出てないんだけど、これで
ドレインパンに住み着いた謎生物がいなくなっていれば
いいんだけど、まぁそんな簡単にはいなくならないだろうな。
エアコン使ってると、すぐに流れ出ちゃうしな。

とりあえず、今シーズンを乗り切れるくらいの対策は
打ったと思うんだけど、あとは本対応で解決するかだな。
うまく解決できるといいんだけどな…。

次亜塩素酸水、1000ppmくらいでカビが溶けてなくなったり
するかどうかが難しいところなんだよなぁ。
こないだ、塩素系の洗濯機洗浄剤で、洗濯機内部がかなり
きれいになったから、ああいう感じになってくれると
うれしいんだけどな。でも、洗濯機用洗浄剤は当然、
アルカリ系だからなぁ…。

酸素系漂白はどうなんだろうなぁ?


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