猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

お城とピアーダとお餅つき

2024年01月01日 | シソ

一昨年の秋、母をどこかに連れて行ってやりたいと、いろいろ調べまくったことがある。
せっかく家に帰って来て、ベッドで寝てるだけではもったいないもんね。

けど、この地は一応観光地のくせして、バリアフリーがなってない。
車椅子やとうんと遠回りせなあかんかったり、
スロープがないもんやから車椅子ごと担ぎ上げなあかんかったり。

入院して半年ほど病院や施設で暮らした母は、
もうつかまり立ちもできんくらいに脚弱ってたし、
あんまり長いこと車椅子にも座ってられへん。

訪問リハの先生たちとも相談した結果、
外出は断念した。

母はそのまま亡くなってしもたけど、
先日、
母の粉骨を入れたカプセルをポケットに入れて、
小峰城跡に出かけた。
一年ほど前、歯医者さんに行った時気になってたちっこいお城。(→)

別に母も私もお城好きなわけやないけど、なんか静かそうな気ぃして。


ほんま、静かでした。
犬の散歩に来てる人が二組ほどと、あとは観光客が二、三人。



三重櫓のてっぺんまで、手すりに張られたロープにつかまりながら登って、



なんとまあ手の込んだ組み立て方やなあ、て天井見上げて、



石垣が何回も崩れたそうで、
そのために娘が一人、人柱にされたとか。
「乙女桜」ゆう碑が建ってた。
むごいことするもんや。



下界に戻って、駅前にあるモダンな図書館に寄って、
そこの喫茶室でピアーダとコーヒーのセットをいただいて。(→)
母の好きやったピザ、なかってん。





んで、帰ってきた。

生きてる間はどっこも連れてってやられへんかったけど、
なんとかこれでごめんしてもらわれへんやろか。

年末、ハウスでは餅つきが行われた。


昨冬はコロナ後久々の餅つきやったらしい。
確か1月末頃やったような‥。
その時は母も見物に出かけた。(→)

わずか1年ほど前のこと。
命ゆうのは、ほんま、ころっと裏表替わってしまうんやなあ。

ともあれ今年も皆さまにとってよき年となりますように。

新年早々ですが、事情により、しばらくこのブログお休みします。

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ちょっとぉ‥‥

2023年08月04日 | シソ

芽えさえ出たらあとは大丈夫、て言われるニンジン。

芽ぇ出揃うて、ボッサボッサに出揃うて、
やったーて喜んで、
一週間ほどしたらその芽ぇ、跡形もなく消えてしもてた。

春大根はなあ、葉っぱ虫に食われまくるしなあ。

思いながら蒔いた大根の種、すくすく育って間引き菜ありがた~くいただき始めてた。
けどこの大根もしばらくしたら、いつの間にか葉っぱ全然あらへん。
葉っぱ無いから、土の中の大根も大きなれんまましなびていく。

ジャガイモの後に植えたネギの苗。
自分で育ててる苗だけでは足らんから、下仁田と松本一本ネギの苗買うて、
ポットン植えした。



今年の冬はちゅるちゅるの下仁田ネギ毎日食べれるかも。
採らぬネギの皮算用ウハウハしてたのに、
誰や、土ん中から苗つまみ出して、そこらじゅうにバラまいてんのは !

2,3日したら追加で植えよと準備してたネギ用畝。



ご、ごらあ~ !
畝(うね)の上歩くなあ !
通路歩け、通路を !



二つの爪持つ蹄の跡。
はは~ん。
こないだ畑で出くわしたあの鹿さんかもねえ。

あの別れ際、また遊びに来てね~、て私は言うた。
はい、言いましたよ、確かに。

けどなあ。
ニンジンかて大根かて、ひとりで全部食べてまうことないやろ ?
楽しみに育ててる私にかって半分くらい、残しといてくれてもバチ当たらへんのやでえ。

ちょっとぉ、もこりんからもなんか言うたってえな。

へ ?



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移動販売

2023年02月07日 | シソ
「買い物難民」てな言葉を聞いたんは数年前。
田舎で交通の便が悪いとか、足腰弱ってきたとか、ネット利用も苦手とか、そんな理由で買い物がままならん人らのことを、そう呼ぶらしい。

どうでもええけど「難民」て‥‥。

前に住んでた村では、COOP宅配があったけど、チラシ見て、注文書に記入して、ゆうのが婆ちゃんたちにはめんどくさいのかなあ。
もひとつ評判良うなかった。

さて、去年越してきたこのコミュニティに、昨秋から移動販売車が来るようになった。
週一回だけやけど、食料品やちょっとした日用品積んでやって来る。


このコミュニティではマイクロバスが運行してて、役場とか病院とかスーパーとか図書館とか、曜日によってコース変えて無料で送迎してくれる。
それ乗って行ったら、大抵の買いもんはできる。

けど、この移動販売車、面白いねん。
ちっこいちっこい車の扉パタンパタン開けたら、ほんまびっくりするくらいのもの仰山出てくる。
野菜まで積んでるねん。


おやつ、何かあるかなあ。
冷やかしに行くだけでも、週一回の楽しみ。

本日の買い物は、

割高やし、どうしたって品数限られてるし。
それでも、音楽鳴らして車来たら、ついつい見に行ってまいますねん。

今日は雪もやんで、ええ天気や。

もこりんさんは、ピアノの上でひなたぼっこ。

今日もおおむね、ええ一日になりそやな。
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2023年餅つき

2023年02月01日 | シソ
新型コロナのせいで2年だか3年だか中止されてたという餅つき。
今年は久々の開催。
時期はやや遅めの1月末になってもたけど、この日を楽しみに待ってた人多い。
このところ続いてた雪も今朝はきれいに止んで、なんちゅうか、餅つき日和。
皆さんの普段の行いがよろしいんでしょうか。

「我こそは」と名乗り上げた男性陣が、交代で杵をふるう。


「〇〇さん、カッコいーっ」
なんてな黄色い声援も飛んで、そりゃもう頑張る頑張る。
明日、無事起きられるかぁ?

今回は8㎏のもち米をついたそうな。

車椅子の母も、しっかり着込んで日なたから応援。


この後、希望者は食堂で昼食会。つきたてのお餅付き。
きな粉やあんこなど4種類のお餅。
おかずは具だくさんの豚汁。
お漬けもんも添えて。


お餅だけでええわ、ゆう人はお餅だけ食べることもできる。
つきたてやもんね、食べたいよね。


ただし、昼食セットでもお餅だけでも、自室に持ち帰るのは厳禁。
食堂で食べきってしまうのが条件。

そやねえ。
皆、お年頃やもんねえ。

ちなみに、「豚汁」をこっちの人らは「とんじる」て言いはるんやねえ。
大阪では「ぶたじる」て呼んでた。
しかしよう考えてみたら、「ぶたじる」ゆうのは妙にリアルかも。

てなこと思いながら、お餅禁止の母上様には、かねてより用意しておいた練り切りをお出しした餅つきの日でありました。

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麦踏み

2023年01月24日 | シソ

雪のない1月の畑見たん、何年ぶりやろ。

「雪 ? 積もってもすぐ解けるよ」
こっちに越してきてすぐ、そう教えてくれた人の話、
ほんまやったんや。


念のために、ゆうんでかぶせてた不織布。



心配するほどの雪の重み、なさそうやね。
めくってみたら、



エンドウ豆の苗たちは、ちっこいながらも元気。
麦たちもちょうどええくらいの大きさに育ってきてたから、



麦踏みなんかしてまいましたがな。

どこが道でどこが畑か、
皆目わからんかったあの村の1月。


あの村でも今年は、麦踏みできてるんやろか。

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とんど焼

2023年01月18日 | シソ
フロントの掲示板に、懐かしい文字見つけた。
「とんど焼」。

「明日はとんど焼です。燃やしてほしいものを、この段ボール箱に入れておいてください」
確かそんな内容の掲示やった。

わあ、とんど焼するんや。
どこでするんやろ。
あんなでかい火ぃ焚けるとこあったっけ。

私、行く気満々やった。

こないだ外した正月飾り、焚いてもらお思て段ボール箱のとこまで持って来た。


「とんど焼き、どこでするんですか?」
たまたま出おうた人に聞いてみた。
そしたら、
「いやあ、どこかしらねえ」
え ?

このコミュニティ内でやるんちゃうんや。
どっか、近くの集落のとんどに参加させてもらうんかなあ。

えーっ。
きっちり、とんど焼の目ぇと鼻になってたのに。

前住んでた村のとんど焼。

男衆は櫓組んだり、うまいことガンガン燃やし続けたり、大変やったやろけど、
まあ言うたら、そこが各集落の男衆の腕の見せどころ。

んでおなご衆はと言うたら、

火ぃにあたりながら、久しぶりに顔合わせてのおしゃべり、おしゃべり、おしゃべり。
どこの誰がどないした、こないした、ああたら、こうたら‥‥。

大半が噂話と、下手したら悪口が混じったりもするけど、
まあ要するに安否確認みたいなもんやったね。

そっかぁ、今年はとんど焼なしなんやなあ。

昔の写真探してたら、いやん、
こんなん出てきた。



いち‥‥。
そっちであんじょうやってるかぁ?
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会えるかな

2023年01月04日 | シソ
前に住んでた村、雪の朝が楽しみやった。
家の庭や、下の家の屋根に残ってる動物たちの足跡。
見つけてはニヤニヤしてた。( →「お食事処」)

こっちでは無理かなあ、思てたらこないだ、

やあ! なにこれ !


ひょっとして、ひょっとしたら‥‥


わあい !!!
どんな子やろ。
男の子かな。女の子かな。
そのうち、会えるかな。
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こんなん

2022年12月27日 | シソ
どんなかなぁ、どんなかなぁ。
ゆうて楽しみにしてた今月の「コーヒーとケーキの会」。

こんなんでした。
ジャーン  !
ベリーたっぷりのショートケーキ。
ケーキ皿の向こうの四角いお菓子は、参加者の一人からの差し入れ。
小豆を使こうた砂糖菓子で、上品なお味でした。

小さなガラス器にシクラメンの花挿して。
これまたセンスええやんか~。

ケーキは側面にもイチゴついてる。


イチゴもスポンジも小そう刻んで、生クリームと混ぜ混ぜして。
ほんなら、呑み込みが苦手なひとでも、ほら、
あ~ん。
おいしいねぇ!
よかったねぇ、クリスマス。

「で、わてのケーキは ?」



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センス

2022年11月30日 | シソ
今の住まいは、二戸一住宅が集まって一つの集落みたいな形になってる。
地域性かなんか知らんけど、住んでる人らは概してセンスがええ。

ここは田舎。
前に住んでた山里も田舎。
けど、住んでる人らの様子はかなり違う。

例えば、
ここの人らは、家の前に何か置く。

何かゆうのは、自転車とか、傘立てとか、縁台とか、
そうゆうもんやのうて、
そうゆう実用的な道具類やのうて、
のうても別に誰も困れへんもん。
けど、あったら、
「わあ~」て、
なんとのうほわ~んとするこ洒落たもん。

こんな風に花台置いたり、窓飾ったり。

このお宅もなんかセンスよろしおまっしゃろ?

そんで、
花、花、花、ときた次が我が家。

な、なんでっか、これ?

すんません、雨模様なもんで、
柿、軒下に干させてもろてます。
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収穫の後

2019年09月29日 | シソ

 

畝を準備して、種をまいて、育てて、収穫して。

それでおしまい、とはいかへんのが農作業。

 

例えば赤シソ。

刈り取ったら、汚れた葉ぁなんかはあらかた畑で取り除く。

 

持ち帰った赤シソから、きれいな葉ぁだけを集める。

 

それから、実ぃをしごいて集める。

後に残るのは軸だけ。

 

 

 

この作業を延々、たっぷり半日はかかる。

収穫はうれしいけど、この後の作業がねえ。

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赤シソ豊作

2015年08月31日 | シソ
畑に自然発生的に育ってたのを、ほとんど放置状態にしてた赤シソ。

畝で大きなって、豆さんらに勝ちそうな勢いのもんは収穫。
きれいな葉っぱだけを集める。


そんで、きれいに洗うて、まずは半分くらいをしそジュースに。


葉っぱ400gで、2ℓ近いジュース原液ができた。
今回もクエン酸は使わんと、お酢とレモン汁で作ってみた。
これ、5~8倍くらいに薄めて飲む。
畑から帰ってグピーッと一杯。
ビールよりおいしいかも。

搾り汁とった後の葉ぁ。


これまた佃煮にして、金ゴマ振りかけて食べよかな。

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