二段重ね寝が得意なんは「いち」。
猫ベッドに先客がおっても、すでにぎちぎち満員状態でも、
「いち」は行く。
スピカは、というと、
「えーっと‥‥」
「んーっと‥‥」
「むーっと‥‥」
行かへんのやね、この子は。
二段重ね寝が得意なんは「いち」。
猫ベッドに先客がおっても、すでにぎちぎち満員状態でも、
「いち」は行く。
スピカは、というと、
「えーっと‥‥」
「んーっと‥‥」
「むーっと‥‥」
行かへんのやね、この子は。
去年、夏と秋の二回、いっぱい実ぃつけてくれたイチジク。
枝がぐんぐん広がってきたから、冬の間にかなり切り落とした。
剪定の仕方、ネットで調べても理解できんかったんで、とにかくぱっつんぱっつんに。
こないだ見たら、芽ぇ出てた。
庭のジューンベリーも、背ぇ高なってきてたし、これまた冬の間にぱっつんぱっつんに切り詰めといた。
そのジューンベリー、4、5日前から花咲き始めた。
残ってるありったけの枝に花つけてる。
さて、ブルーベリー。
あのヒョロヒョロのブルーベリーも、ついでに切り詰めといた。
これはなんぼなんでも復活までには時間かかるかなあ、て思てるんやけど、
なんか、芽ぇ出してきてるよねえ。
生きてるもんって、意外と強いんかも。
なんか急にバチバチ音し始めた。
IHかガスコンロ?
慌てて台所覗きに行ったけど、違う。
天窓の方から、バチバチバチ。
外へ出てみたら、
霰やん。
キュウリの種蒔いたポットの上に、
雹とまではいけへんやろうけど、これ結構でかい霰。
えーっ、そんな寒いかなあ。
思て部屋に戻ったら、
お猫様達、ストーブ前にべったり。
やっぱ寒かったんか。
4月も下旬に入ったゆうのに、
朝晩まだ寒い。
寒い日ぃには、
ここが一番。
ひとりくつろぐスピカさん。
と、そこへ、ことのほか寒がりの「いち」がやって来て、
「ごめんやしておくれやしてよし」
数分後、
下敷きにされたスピカは逃げだし、
残念やったね「いち」。
出かけるな、
STAY HOME、
世間では言われ続けてる。
私の住む村は、
なんも無い。
コンビニも、スーパーも、お医者さんも、銀行も、
えっちらおっちら、バスで30分ほどかかる。
ほんま、なんも無いねん。
めっちゃ不便やねん。
自販機かて、そんなもんあるかいな。
けどこの村な、今、
春がいっぱい。
桜は、下(しも)の方から十日遅れで、今がやっと満開。
ポットでもろたビオラも、花盛りのお年頃。
庭のタイムも、蕾いっぱいついてる。
いっぱいの春に取り囲まれて、
どっこも行かれへん今日この頃です。
今回、混植にしたエンドウ豆と裸麦。
ツタンカーメン豆やスナップエンドウ苗には積雪対策に不織布。
裸麦には鹿よけのネット。
風が強いこの地域、
正月明けに見に行ったら、まくれあがりながらもなんとか持ちこたえてくれてた。
で、4月になって、
びっくりするくらい寒い日もあるけど、なんかポカポカ陽気の日ぃもある。
蒸れてもなあ、ゆうことで、不織布、外しに行った。
この日は風結構あって、バタバタはためいてる状態。
ほな他の日ぃにしよか、いうわけにはいかん。
なんでか。
またその気になるまで、私のバヤイ、何週間も先になる可能性大やから。
しょうがない、ひええええー言いながらも風の中、一人で不織布折りたたみつつ、
外したった。
結構大きなってるツタンカーメン豆と裸麦。
親がだらしないと、子が頑張る。
うちの子ぉら、ほんま頑張り屋さんやなあ。
新型コロナのおかげで、
アロマのワークショップも、日本語教室のボランティアも、イチゴハウスのパート仕事も、ぜーんぶなくなった。
そやから、朝起きる時間気にせんでええねん。
目ぇ覚めた時が起き時やねん。
寝てたい時はいつまでで~も寝ててええねん。
理論上はそうなんやけど、
そうのはずやねんけど、
今朝も今朝とて、
なんやら目尻のあたりにザリザリ感。
ん?
げっ!
ひええー。
お目々、お目々、
まだ目ヤニだらけやんか。
ちょっ、ちょっ、ちょっ、と押し戻すも、
敵もさるもの、
ぬい~ん
かくして、お世話係の春の朝寝は、はかなくも断ち切られるのでありました。
県立学校の再開を言い出した兵庫県知事。
わずか3日後には、やっぱり休校延長する、て前言撤回した。
その理由として、やっぱ用心した方がいい云々‥‥。
おまけに、電話やネットでいろいろ言われたせいじゃありません、てなことわざわざ付け足した。
あとで報道されたことやけど、兵庫の県立学校に通う高校生らが連絡取りおうて、休校延長してくれいう署名を急きょ集めたんやそうな。
同じ学校内と違うで。
県内ばらばらの学校の、見知らん生徒たちが一斉に声上げたんやで。
普段なんやかや言われてる若いもんが、やで。
こんな子ぉらの命、ちゃんと守ったらなあかんやないか、爺さん。
聞いてんのか、爺さん。
「え? わたし、ばあさんでっけど」
いろんな決まり事やら考え方やら、
「えーっ?!」てびっくりすること多いのは、
ここが街から離れた山村やからや、
高齢者の多い、昔からの村やからや、
そない思てた。
けど今回のコロナ対策では、兵庫県知事の言いはることに、2回びっくりさせられた。
1回目は先月の三連休直前に、大阪・兵庫間の移動自粛を大阪府知事が要請した時。
兵庫県知事は、なんか知らん突然大阪への敵意むき出し状態の発言した。
あんなん、うちの村にもおる底意地の悪いばあちゃんの言い方とおんなじやないか?
2回目は、つい先日、県立学校の再開を決定した時。
今? この、先の読みにくい時期に? 時差通学で危険回避?
まあいろんな考え方あるやろけど、学校のバヤイ、お店と違う。
開けてますからいらしてください、ではすまんやろ?
行けへんかったらそれは欠席になるんやろ?
今年も桜、きれいに咲きました。
山も川も、きれいです。
人間の気分も、早うきれいにすっきりこん、なれたらええんやけど。
気温が緩んでくると、
いろんなもんが伸びてくる。
うちのちっこい庭にも、
伸びてくる。
ホトケノザ、かな?
伸びてくる。
オドリコソウの類?
住人が放任してるのをええことに、
わさわさ、わさわさ伸びてくる。
あ、カラスのエンドウは、若芽をお味噌汁にいただいてるけど。
家の中でも、
伸びてくる。
スピカの胴体。
けど、伸びへんなあ、
スピカのお手々。