先月24日に仕込んだ渋柿の酵素ジュース。
混ぜたらシュワシュワ盛大に泡立つようになってきた。
これで良しとしよ。
中身を全部ざるにあけて、ジュースと柿に分ける。
ジュースはコーヒーの空き瓶2本分。
柿は、ちょっと食べてみたら一部渋が残ってるとこもあるけど、概ね甘い。
煮詰めてヨーグルト用のジャムにしよ、てことで、ジュース仕込んでた瓶にとりあえず戻しとく。
これで一年分の酵素ジュースとジャム確保できた、かな?
酵素ジュース作って、まだこんなに残ってるやんか、どないすんねん、(→)
ゆうてた渋柿。
性懲りもなく、2階の窓から採れる分もまた採って、
なんぞ利用法はとネットで調べ、
柿酢なるものに挑戦してみることにした。
柿酢なんて、多分口にしたことないし、どんな味か知らん。
けど、材料が柿だけで、渋柿でもいけるそうやから、とにかく作ってみる。
もし失敗しても、失うのは費やした手間だけや。
ということで、熟した柿、洗わんとティッシュで皮拭いて、
ヘタと虫食い部分は取り除いて瓶に詰め、
ヘタと虫食い取って瓶に詰め、
これ繰り返して、
仕込み完了。
あと、1日1回くらい箸やしゃもじでかき混ぜ続けたら、ひと月くらいでお酢になってくるんやって。
それを濾して完成らしい。
ネットで見たら、途中経過の見栄えがちょっとおぞましなあ、て感じやけど。
そんでもひょっとして、
めっちゃおいしいもん出来たら、どないしょかしらん。
切り落とした柿の枝から、赤い実ぃやまだ青い実ぃ、お店開けるほどとれた。(→)
とりあえず、熟して柔らかなってる実ぃは、虫食い部分を取って、スプーンで食べる。
渋柿やけど、熟したら甘なんねん。
赤なってきてるけどまだ固さがある実ぃは、酵素ジュースにする。
皮剥いて、虫食い部分取って、小そう切って、柿の1.1倍量の上白糖と交互に重ね入れていく。
一日たったら砂糖が溶けて半分量くらいになってたから、
またその上から柿と砂糖追加。
最初の2~3日は一日2回、そのあとは一日1回、よう洗ろうた手で混ぜ混ぜする。
これ、最初に仕込んでから二日目。
まだ気温がそんな低ない時期やからか、進み具合早いような気ぃする。
けど、どうする?
まだ、こんだけ残ってるし。
ん?
なんか、庭の奥が変な感じ。
あの、南天の木ぃに伸びてきてる白っぽいもんは何?
近寄ってよう見たら、
雨どいやんか。
ひん曲がって、軒下から外れて、南天の木ぃの上に寄りかかってる。
何をどうしたらこんなことになるんやろ。
ひとりぶつくさ言うててもしゃあないし、
また台風来る前に直しとこ。
直しとこて、えらそうなこと言うたって、
折れ曲がってた樋を、紐と針金で軒下に縛り付ける程度しかようせん。
まあとりあえずこれでなんとか頑張ってもらお。
ついでに、この雨どいに寄りかかってた柿の枝、切ったった。
伸びて垂れ下がって、折れたら窓ガラス割りそうな枝も、
脚立乗って手ぇ届く限りは、切ったり折ったりしといた。
この柿の枝、どうすんの。
それと、切った枝についてた柿の実ぃも。
渋柿やけど、なんか使こうたりたいもんねえ。
暖冬と言われながらも、季節は着実に流れていってる。
うちの柿の木に残る実も、あと一つだけ。
このちっちゃな一つの実を前に、カラスがひたすら悩んでいる様子なのだ。
「うーん、どっしよかなあ」
「食べてもたろかなあ」
「けど、これ食べたらもうオヤツなくなってまうしなあ」
「うーん…」
なんやったら、おかちゃが食べたろか?
柿しごと
初夏の「梅しごと」。
秋には「柿しごと」。
10月初めの秋祭りまでに赤なってしもうた柿は虫食い。
ぷよぷよになるまで熟させて、黒なった芯取って、スプーンで食べる。
秋祭り終わって実る柿は、干して保存。
吊るし柿と、スライス柿。
念のため割ってみたら、
虫食いなし。
赤なってる実ぃは、そのまましばらく置いてスプーン組に。
色の浅い、硬めの柿を保存用に。
軸をT型に残して、ヘタを削り、皮を剥く。
沸騰したお湯で10秒弱ゆでる(カビの予防)。
んで、吊るす。
雨が続いてるんで、とりあえず室内干し。
カビ生えんよう、時々扇風機の風当てる。
右の干しネットの中には、作りかけてるスライス柿。
時期的にはまだ気温高いから失敗する可能性大。
けど、気温下がるまで待ってたら、全部スプーン組の実ぃになってしまいそう。
イチかバチかの、2018年干柿つくり。
「祭り前に赤なる柿は、あかんで」
婆ちゃんたちは言う。
この村の秋祭りは10月初旬。
それまでに赤なった柿の実ぃは、既に虫に食われてるんやって。
剪定もせん、消毒もせん、肥料もやらん我が家の柿は、毎年9月に入ったら赤なり始める。
けど、ポトポト落ちて腐るの見てるだけなんて…。
ということで、熟して柔らかなった実ぃは、ひたすら採って、おやつにいただく。
渋柿やけど、熟しに熟したら、甘ぁなる。
二階の窓から柿採り用の棒で、実ぃついてる小枝ごと採る。
余分な枝葉は落として、実ぃだけにして、
真ん中の芯のとこは黒うなってるから取り除いて、
外側のきれいな実の部分だけ、スプーンでいただく。
虫たちの「おこぼれ」を楽しませていただいてるわけやね。
うちの虫たち、やさしい。
私の分、ちゃあんと残してくれてる。
感謝、感謝。
細長い形。
1個70円。
ちょっと贅沢かなあと思たけど、ものすごおいしそうやから、奮発して2個140円のパックを買うた。
で、家に帰って、早速むいてひと口齧ってみた。
途端に、舌がビリビリきた。
な、なんやこりゃぁ!
甘柿やと、信じて疑わんかった。
あんなおいしそうに見えたのに。
しゃあない、まだ切ってなかった1個は吊るし柿にした。
むいて切ってしもたやつは、そのまま干すことにした。
ひと口齧ってしもたやつも干したんねん。
ちなみに、パックには「みの柿」て書いたあった。
覚えとこ、みの柿は渋い。
そう言われながら、とにかく作ってみた干柿。
こちら、吊るし柿。
虫食うてるのは、きれいなとこだけ選んで輪切り干し。
やらかなってる柿は、もっと思い切りやらかして、虫食い避けながらスプーンで食べる。
一つの柿を、虫さんと分けっこして楽しんどります。
婆ちゃんたちは言う。
10月半ばの秋祭り前に赤なってる柿は、虫が食うてんねんて。
去年は早よから赤なって、祭りまでにどんどん実ぃ落ちてもた。
今年、微妙。
祭りの半月前から赤なってるけど、去年よりは赤なり始める時期が遅い。
で、とにかくいくつか実験してみることに。
吊し柿できるかなあ。
この、熟れてやらかなりかけてるやつは、もうちょっとこのまま置いとこ。
甘もうして、スプーンで食べよっと。
庭の柿の実が急に柿らしい色になってきた。
去年この村の柿は、早い時期に真っ黒になってほとんど実らんかった。
仕方なしにネット通販で買うて、吊るし柿作った。
今年はちゃんと実ってくれるかなあ。