もうせなあかん、早よせなあかん、
思いながら延び延びにしてた味噌作り。
腰の具合もなんとか落ち着いてきたみたいやし、それこそ「できるうちに」。
二日間かかる味噌作り開始。
使う豆は、
去年近所の人からもろた「借金無し豆」。
1㎏もくれはったから、それにうちの秘伝豆と大納言小豆を300gずつ混ぜて、お豆は計1.6㎏。
味噌作り一日目は朝からこれをよう洗ろうて、たっぷりの水に浸けとく。
で、二日目、水吸うて膨らんだお豆を、水は新しいのに替えて、コトコト煮始める。
水の量はお豆ひたひたくらい。
事件はこの過程で勃発。
「いち」が吐き始めたんよね。
すわ ! てんで、床拭いたり、消毒したり、猫ベッド洗ろうたりしてたら、知らん間に吹きこぼれてた。
コンロ台周辺、台所の床までびしょびしょ。
こらあかんわ、ゆうんで、急きょ、簡単な圧力機能付いてる炊飯器で煮ることに方針変更。
これとて、圧力鍋として使こうたことないんやけど、しゃあない、やってみよ。
容量はお米5合分くらいしかないから、5~6回に分けてシュポシュポ煮ることになる。
で、1回煮あがるたびに、次のを煮てる間、やらかなったお豆をすり鉢でつぶす。
シュポシュポ、ゴリゴリ、シュポシュポ、ゴリゴリ‥‥。
やっとお豆全部つぶし終わった。
そんでから、このつぶしたお豆と、塩まぶした米麹とを、混ぜ混ぜこねこねしていく。
今回の分量は、豆1.6㎏に対して米麹2.4㎏、粗塩600g。
まんべんのう混ぜ終わったら、一握りずつボール状に丸めては味噌樽に詰め込んでいく。
この時、ボールを樽底めがけて投げつけること多いんやけど、
具合があんまりようない「いち」姫さまがびっくりしたらいかんから、今回は投げんとひたすら押し込むことにする。
んで、じゃーん。
空気に触れんようラップで表面覆うて、完成。
あとで見たら、炊飯器の台にしてる段ボール箱の中、吹きこぼれた煮汁でだぼだぼやった。
ま、ともあれ.「ぎっくり」再発せんうちに仕込み終えられてよかった、よかった。
「借金無し豆」のお味噌、楽しみやなあ。