猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

赤目自然農塾

2021年02月27日 | 自然農

 

ふと、赤目のことを思い出した。

 

今から十年ほど前、当時住んでいた大阪北部の自宅から、毎週日曜日、電車を乗り継いで赤目自然農塾に通うた。

月一回、川口由一さんが現地で実地指導してくれはる。

希望者には、敷地内の畑や田んぼも貸してもらえる。

私も運よう畑と田んぼを少しずつ貸してもらえた。

で、日曜ごとに着替えとか飲み水とか種とか、しこたま縛り付けたキャリー引っ張って、朝まだ薄暗いうちから出かけて行った。

 

近鉄「赤目口」が最寄り駅。

 

ここから線路沿いに進んで、田んぼ道抜けて、ずうっと山の方に歩いて行く。

 

道はだんだん上りになって、ラストはかなりの急坂。

しこたま荷物持ってる身には鬼の坂。

 

途中、いつもつながれてる犬がおる。

「どない ?  元気でやってるかぁ ?」

返事なんかないけど、なんとなくしんどいの軽なったような気ぃして、もうひと踏ん張り、登って行く。

 

これが「赤目自然農塾」の目印。

 

私が通うてた頃、月一回の塾日には大勢の人が来てた。

九州やとか東北やとか、遠いとこから泊りがけで来てる人も多かった。

小さな子供連れてる若いカップルとか、案外若い人らが多かったなあ。

 

その真ん中で川口由一さんが、道具の選び方とか種の蒔き方とか、自然農の基本から実地指導してくれはる。

見学してる人から質問出たら、川口さんはすぐそれに答えてくれはる。

畑仕事なんかしたこともないゆうド素人がほとんどで、とんでもない質問が飛び出したりする。

それでも川口さん、丁寧に丁寧に、私らの頭撫ぜ撫ぜするみたいに答えてくれてはった。

 

お昼頃に川口さんの指導は一旦終わって、あとはそれぞれお昼食べる人、すぐに自分の畑行く人、いろいろ。

お昼は、お味噌汁がふるまわれる。

 

山ひとつが丸ごと塾になってる感じやから、自分が借りてる畑に行くまでがまた大変。

要所要所、方向指示は立ってるけど、それでも最初のうちは何回か道に迷うてた。

 

川に渡された橋は、塾生の人らが作ったもん。

 

鍬とかスコップとか手箕とか、自由に使える道具が置いてある小屋も、塾生たちで建てたんやって。

 

赤目って、奈良県と三重県の境にある。

塾は駅から歩いたら40~50分かかるし、自宅からやとほんま朝星夜星やった。

あんなとこまで毎週えっちらおっちら、よう二年間も通えたなあ。

 

今、赤目はどうなってるかしらん。

なんでかしら、急にそんなこと思い出した。

 

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行ったり来たり

2021年02月24日 | 

 

こないだ、関東では「春一番」が吹いたんやったっけ ?

こっちも、嘘みたいに温い日ぃもある。

 

おととい、友達が遊びに来てくれた。

自分で焼いたベーグルと、畑で採れたての菊菜、知り合いからもろたお裾分けのハッサク持って。

庭の縁台に腰かけて、干しリンゴ齧りながらおしゃべりした。

風がのうて、お陽ぃさんが眩しいて、汗ばんでくるくらいのあったかさやった。

 

「なんや、なんや。久し振りに話声するやんか」

てなもんか、イソヒヨドリさんが見に来てた。

慌てて飛んで来たんか、寝癖直ってないでぇ。

 

こんな日ぃもあるけど、ついこないだの停電吹雪の翌朝なんか、

こんなんやったもんねえ。

不意打ち食ろうた庭の木ぃも、びっくりしたやろ。

 

今週後半はまた雪らしい。

そやなあ、まだ2月やもんねえ。

そう簡単に春来てもたら寂しいわなあ。

 

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ひえぇ~

2021年02月21日 | 猫たち

 

こないだ、えらい吹雪いた晩、

一時的に停電した。

 

部屋の灯りが消え、

電気時計のジジジジ音も止まった。

 

あれえ ?

うちだけかなあ、この辺全部かなあ。

窓の外覗いて、振り返ったら、

ひええええ~ !

 

ノートパソコンだけは元気に働いとったんです。

 

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親よりでかい

2021年02月18日 | シイタケ

 

もうお終いかなあ思うて、しばらくチェックせんかった私が悪い。

なんか、変な感じがして、カバーのビニール袋開けてみたら、

な、なんちゅうことに‥‥。

 

菌床(左の円柱)よりでっかいやん !

 切り取ってみたら、

直径は‥‥15㎝くらい ?

 

裏は、

まあ、一人っきりでようもここまで大きなってくれて。

 

お味噌汁、四日に分けておいしゅういただきました。

放ったらかしでごめんね。

ありがとうね。

 

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味噌作り2021

2021年02月15日 | お味噌

 

もうせなあかん、早よせなあかん、

思いながら延び延びにしてた味噌作り。

腰の具合もなんとか落ち着いてきたみたいやし、それこそ「できるうちに」

 

二日間かかる味噌作り開始。

使う豆は、

去年近所の人からもろた「借金無し豆」

1㎏もくれはったから、それにうちの秘伝豆と大納言小豆を300gずつ混ぜて、お豆は計1.6㎏。

味噌作り一日目は朝からこれをよう洗ろうて、たっぷりの水に浸けとく。

 

で、二日目、水吸うて膨らんだお豆を、水は新しいのに替えて、コトコト煮始める。

水の量はお豆ひたひたくらい。

 

事件はこの過程で勃発。

「いち」が吐き始めたんよね。

すわ ! てんで、床拭いたり、消毒したり、猫ベッド洗ろうたりしてたら、知らん間に吹きこぼれてた。

コンロ台周辺、台所の床までびしょびしょ。

 

こらあかんわ、ゆうんで、急きょ、簡単な圧力機能付いてる炊飯器で煮ることに方針変更。

これとて、圧力鍋として使こうたことないんやけど、しゃあない、やってみよ。

 

容量はお米5合分くらいしかないから、5~6回に分けてシュポシュポ煮ることになる。

で、1回煮あがるたびに、次のを煮てる間、やらかなったお豆をすり鉢でつぶす。

 

シュポシュポ、ゴリゴリ、シュポシュポ、ゴリゴリ‥‥。

やっとお豆全部つぶし終わった。

 

そんでから、このつぶしたお豆と、塩まぶした米麹とを、混ぜ混ぜこねこねしていく。

今回の分量は、豆1.6㎏に対して米麹2.4㎏、粗塩600g。

 

まんべんのう混ぜ終わったら、一握りずつボール状に丸めては味噌樽に詰め込んでいく。

この時、ボールを樽底めがけて投げつけること多いんやけど、

具合があんまりようない「いち」姫さまがびっくりしたらいかんから、今回は投げんとひたすら押し込むことにする。

んで、じゃーん。

 

空気に触れんようラップで表面覆うて、完成。

 

あとで見たら、炊飯器の台にしてる段ボール箱の中、吹きこぼれた煮汁でだぼだぼやった。

ま、ともあれ.「ぎっくり」再発せんうちに仕込み終えられてよかった、よかった。

「借金無し豆」のお味噌、楽しみやなあ。

 

 

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ったく !

2021年02月12日 | 猫たち

 

わが家のお姫様、

「いち」とスピカ。

このお二方の寝姿を拝見するたび、不思議に思う。

 

なぜに「いち」姫はいつも、優位と思われるスペースをゲットできてるんか。

きょうもきょうとてストーブ前で、

 

「いち」はちっこい、スピカはでかい。

そやのに、

寝てるスピカに「いち」が近づいて、

スピカがその場を明け渡す、てなことは日常茶飯事。

 

「いち」の顔はスピカの半分くらいしかない。

そやのに、ちっこい顔が近づいて、おっきい顔を追い出してまう。

これやいかに。

 

「いち」姫は、体ちっこい分、気持ち強う持って踏ん張ってんのか ?

それともスピカ姫が、体の大きさに比例して、心も広いんか ?

まこと、不思議や不思議。

 

「っさいわね、ったく !」

 

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できるうちに

2021年02月09日 | からだ

 

「昼からしよ」てなこと思うてたら、甘い。

「あしたしよ」なんてのは、もってのほか。

ぎっくり腰に、「あとで」とか「あした」は、ない。

 

今動けたら、できるだけ今のうちにしといたほうがええ。

1分後には、例の「ぎっくりビーム」にやられてるかもしれんのやから。

 

晩ご飯終わったら、明日の朝の温野菜と、夕食のお味噌汁の準備しとく。

今の季節、温野菜は玉ねぎとじゃがいもと人参。

乱切りにして、このままレンジに放り込める容器に入れとく。

 

夕食のお味噌汁は、コトコト煮る先発隊と、お味噌溶き入れる前にさっと煮る後発隊に分けて準備。

先発隊は、じゃがいも、人参少々と、白菜の茎部分、冷凍イモツル、シイタケの軸、それから、出汁とり兼具材でもある出汁じゃこ。

後発隊は、白菜の葉っぱ部分、シイタケの傘、しめじ。

左が先発隊、右が後発隊。

 

で、当日お味噌溶き入れてから、納豆、豆腐、切り餅、高野豆腐、冷凍大根葉、卵、今の時期はふきのとうなんかを放り込んで出来上がり。

お味噌は自家製。

野菜も、なるべく自家製か野生か近所からのもらいもん。

このお味噌汁、ほんまおいしいねん。

他のおかずなんか、あんまり食べとなくなる。

腰痛いからゆうて、これが食べられへんようなるのは悲しい。

 

そやから、できるうちに。

前の晩に台所に立てたら、準備しとくねん。

 

アスリートがよう言うてはるやん、「今できることをやる」。

あれ聞くたんび、私はついついお味噌汁連想してしまう。

 

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やぁ !

2021年02月06日 | 山野草

 

今日はぬくい。

天気もええ。

明日はPM2.5と黄砂が流れ込んでくるゆうてるし、

こら、布団干しと洗濯頑張らないかん。

てんで、えっちらおっちら干しとりました。

そしたら、なんとなぁく地べたに違和感。

 

ん~ ?

しゃがんでみたら‥‥

 

おお、いつの間に !

 

あちこち見回してみたら、

   やぁ !

 

   やぁ、やぁ、やぁ !

 

ふきのとうさん達、とっくに起っきしてたんやねえ。

 

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出張スピカ

2021年02月03日 | 猫たち

 

聞き分けの悪いぎっくり腰。

立つ、腰かける、しゃがむ。

そういう縦の動きが恐怖やねん。

で、お猫さま達のお相手がなかなかでけへん。

 

と、

スピカさまが、椅子に座ってる私の膝に背伸びしてくる。

 

「うりゃあ、私を乗せなさいよ」

 

えーっ。

腰かばいながら、スピカさまの脇の下持ち上げて、膝にお乗せする。

直ちに「お手々ブローック !」するスピカさま。

 

けど貧弱な私の膝では座り心地よろしくないらしく、

テーブルによじ登り、のし歩く。

 

落ち着きのええとこ見つけたら、

おもむろにおつむ差し出す。

「ん、なでなでさせたげる」

 

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