あ～ぁ…

やな予感してたんよ。
部屋の壁のペンキ塗り。

ちゃちゃっと悪さする「いち」には用心してたけど。
まさか、おっとり型のスピカが…。
何思うたか、ペンキとローラーが入ってるトレーの中に飛び込んだ。
ひええええ～ぃ！！！

おかちゃの慌てようにびっくりしたスピカ。
ダッシュで家じゅう走り回る。

部屋入口のステップボードの上に。


玄関の土間の上に。


奥座敷の畳の上に。


転々と残されたスピカの足跡。

もちろんこの後すぐにとっ捕まえ、念入りに足を拭き拭きしましたともさ。

おＮｅｗ争奪戦

爪とぎが薄なってきて、いちもスピカも見向きもせん。
で、ネットで幅広爪とぎをｇｅｔ。

いち「おニュー、おニュー、おニュー。ふん、ふふ～ん」


スピカ「はい、お邪魔しまんねんやわ」
いち「え、えーっ！！！」


スピカ「ふむ。やっぱおニューはお尻触りがええわ」


いち「もおええかなぁ？　そろそろ交代の時間でおまんねやわ」
スピカ「うーん、もうちょい」


いち「ええ加減にしてや、こんにゃろ、こんにゃろ、こんにゃろ！」
スピカ「あわわわわ…」


いち「むかつくわあ、まったく。こおしてやる、こおしてやる、こおしてやる！」


いち「あ、あかん、つい取り乱してしもたわ。女子は身だしなみ、身だしなみ」

気色悪いねん

ちょっとずつでも手ぇ入れ始めたら、このボロ家も変わってくるかなあ。
今の状態を写真に撮っとこ。
作業がしんどなってきたら、前はもっとひどかったんや、ちょっとはマシになってるんやゆうことを思い出してまた頑張れるかもしれん。

この家に住んでた人は、釘や押しピンが好きやったんかなあ。
小さな木切れをあちこちあちこち、釘で重ね打ちしてある。
壁紙が押しピンで貼り付けたある。
天井からは、得体のしれん紐がぶら下がってる。


子供のシールや、何十年も前の標語が柱や壁にべたべた貼り付けたある。


でかい虫でも叩き潰したような汚れがべちゃり。


これ、何の液だれ?
まさか血ぃちゃうやろな。


二年たって、ちょっとは見慣れてきたものの、せめて素手で触れる壁にしたい。
とりあえず塗んねん。
とりあえず塗料でもええから、幕一枚、上に貼ったんねん。

寒なるまでに

田んぼが日に日に黄金色に染まりつつある。
この村にもまた稲刈りの季節が。



おかちゃ達がこの村にやって来たのは、おと年のちょうどこの時期。
もう丸二年たったんや。
なんちゅう早さ。

古い家はあちこち汚れと穴だらけで、直に壁にもたれるのも気色悪うてできん。
自分でぼちぼち手を入れようと思いながら、なかなか触る気にもなられへん。
けど、いつまでもこのままでいけるわけやないわなあ。

この村の冬はいきなり来る。
大豆や大根を収穫してるうちから雪が降り始め、あとはひたすらコタツにもぐりこんで冬を耐える。
せやから、もし家をいじるんなら今しかない。

まずは普段の生活スペースにしてる部屋の壁、なんとかしょう。
せめて、直にもたれられるくらいに、何か塗ろか。
とはいえ、好奇心旺盛なスピカといち。
なんか、とんでもないことになりそうな予感。

ドクダミエキスを試す

持病の関係か、体中に湿疹が出る。
年々ひどうなって、病院でもろてる塗り薬が全然効かへん。
つい掻いてしまうから、あちこちかさぶただらけ。



これ以上強い薬は使いとない。
で、6月下旬に漬け込んでおいたドクダミエキスを試してみることにする。
最低3か月は漬け込んだほうがええらしいけど、そんなん待ってられへん。痒いねん！



右がドクダミエキス。
あかんかったら左のスギナエキスも試す予定。



35度のホワイトリカーに漬け込んでるから刺激強いかもしれん。
小さい容器に入れたドクダミエキスを、最初はまず2倍に薄めてグリセリンもちょっと入れてみた。
湿疹が出てるとこだけに塗ってみる。
効いてくれたら助かるんやけどなあ。

たまには村を離れ

このあたりにも喫茶店はある。
バスで40分くらい。スーパーや病院のある町の中心部まで出たら、喫茶店が2つほどある。
けど、入る気にはなれへん。
なんでか。
入ったらきっと、皆が一斉に振り向くやろし、そのあともずーっとジロジロ見られ続ける。

ファミリーレストランでもあったらなあ。

とりあえず一番それに近そうなのが、車で1時間弱の道の駅。
コーヒーは薄いし、店員さんたちは愛想悪い。
けど、まあ、たまには知らん人ばっかりのとこで息抜きもええか。

晴れや、晴れや

ほんま信じられへん。
家具に、これはほこりがついてるんかと思てたら、なんとカビ。
本箱に、収納ボックスに、普段使うてないテーブルに椅子に、脱衣所の床に、果ては畳のヘリ、各部屋入口の足元マットに至るまで、家じゅうカビがはびこってる。
キャットタワーの爪とぎ部分が最近なんか、グレーっぽくまだらになってきてるなと思たら、これもカビやったんや。
慌ててそこらじゅうはたきまくり拭きまくり、外に出して風や日に当てたりしてたけど、どんより曇り続きではねえ。

それが、きょうは久し振りの「晴れ」。
快晴とまではいかず、時々陽は陰るけど、そんなこと言うてられへん。
持ち出せるものは次々と陽の当たる場所に並べる。


布団、タオルケット、洗濯物。


小豆やモミ米、ザル類。


効力が落ちてきたと思われる竹炭、乾燥剤も。





キャットタワーも縁側の陽の当たる場所にしばらく移動させた。

こんな久し振りの晴れの日。
畑も行きたいけど、取りあえずはそれどころやない。

いちの番

相変わらず雨が続き、畑仕事はお休み。
本日のおかちゃの膝は、いち様が独占。


ちょっと涼しなってきたしね、おかちゃの脚の間はええ塩梅なんよ。


もー、そんなじろじろ見るのやめて。


ったく。可愛いアタシって罪ね。

間に合うんかいな

なんや急に涼しなってきた。
下の畑は上の畑に比べたら多少気温が高いはずやけど、今年はやっぱ成長遅い。
で、下の畑のメンバー紹介。


花が咲き始めた陸稲モチ。


ゴマ（右）とサツマイモ（左）。相性がいいというので一つの畝に混植。


地這キュウリ。なんか、息も絶え絶えっちゅう感じ。


ナス。まだちっこい。

トマト「大玉桃太郎」。まだ青いまま。


ミニトマト。色ついてるの一個だけ。


秘伝豆と混植した里芋。秘伝の葉が元気すぎて窮屈そう。ちょっと秘伝の葉を間引いたらんとあかんか。


田んぼ部分。左からゴマ、陸稲ウルチ、秘伝豆、陸稲モチ、秘伝豆、陸稲モチ直播。手前は黒枝豆。


大ショウガと、もう収穫期を終えるモロッコ菜豆。


先日蒔いた白菜が発芽。

これから大きなってくれなあかん子たちが多いのに。このまま涼しなってしぼんでまえへんやろか。