猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

緑だらけ

2020年07月29日 | 自然農

 

雨の合間、

久し振りに畑に出かける。

「おーい、みんな元気ぃ~? 」

 

畑ぜーんぶが、一斉に答える。

「はーい、元気よ~! 」

うわあ、ほんまや。

 

見落としてたツルありインゲンは、サインペンくらいの太さになって、

地面に突き刺さってるし、

 

ど、とないしたん。

雨の量にムラあったからか?

キュウリはとっくり型になってしもてるし、

 

カメムシさんは機嫌ようでんぐり返しして遊んではるし、

 

おちびさんは相変わらず指の爪ほどの大きさやけど、

なんか、ヒップライン色っぽなってない?

 

ともあれ、それぞれ元気そうで、

よかったよかった。

 

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お豆さんの痛み

2020年07月26日 | 自然農

 

今から十年ほど前、「いのちの食べ方」いう映画を観た。

それがきっかけ、ゆうわけではないんやろけど、

なんとなーくあっちこっちでもやもやしてたいろんなもんが、

カチン、カチンてかみ合わさって、

いつの間にか肉類はほとんど食べんようになった。

 

けど、「ヴェジタリアン?」て聞かれると、困るんやなあ。

そんなはっきりしたもんやない。

 

第一、牛やら鶏やら食べるんが許しがたいことやとしたら、

ほんなら野菜とかの植物やったら食べても許されるんやろか。

私にはわからん。

 

大豆の足元の草刈りしてて、

うっかり大豆の茎に鎌の刃ぁ当ててもたことがある。

「あ、ごめん!」て、慌てて謝ったんやけど、

それを通りかかりの人に聞かれてもた。

「ごめん、やて」

けったいな顔してその人は通り過ぎて行った。

 

「別嬪さんやねえ」「ええ子やねえ」

ゆうて育てたら、ツタンカーメン豆はほんまに別嬪さんの花咲かせてくれるし、

肥料も何もやってない手抜き畑で、トマトや枝豆は健気に自力で育ってくれるし、

イチジクも甘い実ぃいっぱいつけてくれる。

 

これって、この子ら人間の言葉わかってるんちゃうかって、私は思う。

村の人らにはそんなこと絶対言わんようにしてるけど‥‥。

 

こないだ、こんな本買うた。

近隣の図書館にはどこもなかったから、しょうがなしにネットで古本注文した。

 

この中に「植物も痛みを感じるの?」ゆう章がある。

ほんとはそこだけ読みたかったん。

 

読んで、

やっぱわからん。

けど、「どんな生き物でもそのいのちをとるとき、掟があります」と作者は書いてる。

「ん?」て迷た時、

ここんとこをようよう考えるようにしたら、

そうおかしな方にはいかんですむんちゃうかと、

そんな気ぃだけはしてる。

 

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こ、こぼれる

2020年07月23日 | 猫たち

 

自作の猫ベッド、

スピカにはちょうどええ大きさやと思てたんやけど、

 

最近なんやら、そっくり返って寝るようになった。

ぎゅううって、サイドに肩のあたり押し付けて、

 

どんどん進出していって、

 

あれれれれぇ、

「いち」もびっくり。

 

うーん、もちょっとでかいの作ったらなあかんか ?

 

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どんくさ

2020年07月20日 | いきもの

 

朝、洗濯もん干してたら、下の家の屋根から、鳥が一羽じーっとこっち見てる。

 

「いえいえ、見てなんていませんよー」

てなふりしながら、

 

あるいは、

「今日は降らへんのかなー」

てなふりなんかもしながら、

 

しまいには座り込んだりして、

じーっとこっちのこと窺うてる。

 

なんかいな、なついてきたんかな、

勝手にちょっとにんまりしてたんやけど、

違うかった。

 

うちの家、古いからあちこち隙間だらけで、いろんな生き物が天井裏に潜り込む。

トン、テテテテテ‥‥

ゆうのはネズミで、

ドコッ、ドドドドド

ゆうのは多分ハクビシン。

何年か前は、猫まで潜り込んどった。

 

それが、きのうからちょっと風変わりなネズミが入って来たらしいて、

あっち行ってはコンコンコン、

こっち来てはコンコンコン。

なんやこの子は、思てたんやけど、

きょう、台所土間の天井に張ったプラ板の方で、なんかバタバタコトコト音がする。

見上げたら、

虫やら枯葉やらが落ちてこんように張ったプラ板の上を、なんか歩いとおる。

あれは‥‥、

と、鳥やないかい !!!

 

急に外から「ヒーヨヨ、スーピー」て、鳥の声聞こえてくる。

気づいたプラ板上の鳥が、バタバタ走り回る。

 

困ったな、その板外しとうないねん。

おぞましいもんいっぱい落ちてきそうやもん。

自分で入って来たんやから、何とか自分で出てってちょうだい。

しばらくそのままにしといたんやけど、だんだん陽が落ちてくる。

 

もう、どんくさい子やなあ。

しゃあない、プラ板の下に新聞紙敷きまくって、窓開けて、

脚立にのぼってプラ板外して、

 

やっと下に降りてきたのに、ちっとも窓から出てってくれへん。

冷蔵庫の後ろに隠れるわ、蛍光灯の上の埃まき散らすわ、

どっかにぶつかってそのうちケガするぞ、

ゆうんで、薄手のゴム手袋はめて、逃げ回る鳥、むんずと掴んだった。

 

その時初めて「ジジジジジッ!!!」って大きな声で啼きよった。

くちばしの柔らかそうな、まだ雛やんか。

 

「ほら、早よおうち帰り」

外に出して、窓閉めた。

 

あのどんくさい雛鳥、写真撮っといたったらよかった、

思たけど後の祭り。

 

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なんでやろ

2020年07月17日 | 人間

 

「せいだしてやねぇ」

通りかかったおばさんが声かけてくれる。

私はびくっとする。

 

「待っとれよ、今助けたるからな」

野菜たちの株元を必死で草刈りしてる時に、

 

「おーおー、こんちは、こんちは」

小指の爪ほどのちびカエルに挨拶してる時に、

 

「ええ天気やのー」

おっちゃんの声がして、

やっぱり私は、びくっとする。

 

そうゆうたら昔々、

「ふんふんふん♪」

夕食の支度してて、

「ただいま」

窓の外から聞こえた声に、

わっ!

私はいっつも、

びっくりしてたなあ。

 

何十年たっても、

どこでどんな暮らししてても、

これって変われへんのかなあ。

 

猫が鳴いても、びっくりせえへんのになあ。

 

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食べる力

2020年07月14日 | 猫たち

 

こないだTVで、在宅医療のことが放送されてた。

高齢や病気で体力が低下してきたら、嚥下機能も衰えてくる。

けど、できるだけ最後まで口から食事を摂りたい、摂らせてあげたいと願う本人や周囲の人たちの様子が紹介されてた。

 

「いち」も、おんなじかもしれん。

点滴ばっかり打つのもなあ。

こないだ獣医さんも、シリンジで栄養食飲ませてみてください言うてはったし。

 

実際に食べてくれる量はほんのちょぴーっとやけど、

それでもご飯出したらクンクン嗅ぎに来る「いち」。

この <やる気> が見られるうちは、自力で足りへん分をシリンジで食べてもらおうか。

 

ドライフードをぬるま湯でふやかして、

 

指でつぶして、

 

小さ目のシリンジに小分けして、

喉詰まったらあかんから、水用のシリンジもちょっと用意して、

 

で、ゆっくり、ちょびっとずつ、飲んで、というか食べていただいております。

幸い今のとこ、特に嫌がって吐き出したりはしてないから、

しばらくはこの方法続けてみよかな。

 

とはいえ、これではとても足りへん。

1回の給餌でドライフード12粒程度が限界。

獣医さんにもらったカロリー食はとっくに使い切ったし、

とりあえず通販で取り寄せてみた。

これ、効率悪いんやけどしゃあない。

無いよりましやろ。

 

今日も、クンクンだけしに来て、ぷいっ。

 

こないだ獣医さん、口内炎にはなってないて言うてはったんやけどなあ。

なんで食べられへんのやろなあ「いち」。

 

 

 

 

 

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ガキんちょパワー

2020年07月11日 | 自然農

 

今年は、連作実験やら、4~5年前の種蒔いてみたり、

随分と荒っぽいというか、ええ加減なことばっかり試してる。

育たんでも文句は言われへんなあ、

畑行く前はいっつも、半分覚悟しながら行く。

 

さて、梅雨の合間、畑に行ってみた。

 

おお、キュウリの赤ちゃんできてるやん。

 

中には、こんな逆とんぼりになりながら大きなろとしてる子ぉもおる。

 

今年初めて「根出し」やってみて、なんか知らんずるずるに葉っぱとけてもたサツマイモ。

これはあかんかもなあ、てとりあえず植えてみたら、

葉っぱ出てきてるやん。

 

4年前の種蒔いたツルなしインゲン。

まだおちびさんやのに実ぃつけるもんやさかい、

実ぃ、地面に刺さってるやん。

 

何もそないに気張らんでも、

ゆうくらいぎちぎちに巻き付いて登ってくツルありインゲン。

 

「でへへへへ~」(インゲンの花)

 

親が頼りないから、子ぉらは皆頑張ってくれてるんやなあ。

 

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ま、えっか

2020年07月08日 | 田舎暮らし

 

街から田舎に越して来たら、びっくりすること、うっとうしいこと、いっぱいある。

いっぱいあるけど、それら諸々ご破算にできるもんもある。

 

「えーっ!!」とか、「なんでやねん!!」とか、

そんなもんぜーんぶひっくるめて、

「ま、えっか」て、飲み込んでしまえるもん。

それは、

 

 

大雨は怖いけど、その後のこんな靄、

大抵のこと、どうでもようなってしまうわ。

 

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グッドアイデア

2020年07月05日 | 猫たち

「いち」とスピカ。

今から15年ほど前、我が家にやって来た。

生まれも育ちも全く別々。

どっちも多分1歳くらい、て獣医さんが言いはった。

 

それから15年、ずーっとおんなじ種類、おんなじ量のご飯食べて、おんなじとこで暮らしてきた。

ここ二、三年はそれぞれの体調に合わせてフードは別々になってきたけど、

それまではずーっとおんなじ。

 

それがやねえ、

ここまで違うか、大きさ。

 

製作途中のちぐらに収まったスピカ。

ぴったりフィット。

 

こちら、おんなじちぐらでねんねする「いち」。

スピカの分、あけといたげてんのん?

 

ほんでこれは、100均クッションで作った猫ベッドに収まるスピカ。

ほどよい詰まり具合の豚まんちゃん。

 

それが「いち」となると、

なんか、スースーしてるよなあ。

 

ちっちゃい脳みそで一生懸命考えたんやろなあ、「いち」。

で、これこそ渾身のグッドアイデアやったんやろなあ。

 

 

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働き者

2020年07月02日 | いきもの

 

夏になったら、夜ごと出勤してきはる。

台所の窓の外に一晩中張り付いて、小さな虫食べてくれてる。

  ↓

  ↓

(苦手な人、写真注意)

  ↓  

  ↓

  ↓

  

                

 

 

見てくれはあんまり気色ようないけど、

この子ら、こないして窓に張り付いては虫食べて、

家を守ってくれてんねんて。

「ヤモリ」て書いたら、いかにもくねくねの爬虫類やけど、

「家守」ゆうたら、なんか、われらワンチーム、て思えてこんでもない。

 

いっつもお腹しか見てないから、目ぇ合わせたことあんまりないけど、

毎晩虫採り、ありがとうね。

 

張り付くといえば‥‥

 

これはこれで、お仕事、お仕事。

 

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