ある冬の日。
ストーブ前。
平和で、穏やかな時間が
流れていた、
はずだった。
いち「(すっく!)ねえ、スピカちゃん」
スピカ「な、何」
いち「もちょっと向こういってよ」
スピカ「えー?」
いち「……」
スピカ「……」
いち「スピカちゃん、いい子ね」
スピカ「なっ」
いち「なんていい子。ああ、いい子、いい子」
スピカ「や、やめなさいっ」
いち「いい子だ、いい子だ、グリグリグリ」
スピカ「ひぇぇぇー」
本日の軍配は、いちに上がった。
ストーブ前。
平和で、穏やかな時間が
流れていた、
はずだった。
いち「(すっく!)ねえ、スピカちゃん」
スピカ「な、何」
いち「もちょっと向こういってよ」
スピカ「えー?」
いち「……」
スピカ「……」
いち「スピカちゃん、いい子ね」
スピカ「なっ」
いち「なんていい子。ああ、いい子、いい子」
スピカ「や、やめなさいっ」
いち「いい子だ、いい子だ、グリグリグリ」
スピカ「ひぇぇぇー」
本日の軍配は、いちに上がった。