豊科から見る朝の蝶ヶ岳~常念
三股駐車は県内と県外の車が半々か尾根を見上げ、まあまあ(お天気は)今日は持つでしょうねと
8:30登山届けを提出し、出発した。
本沢の渓流
同行者ふたりは、久し振りの山登りというのでゆっくりとじっくりと登っていく。
私は足元の小さな花たちを撮りながら・・ギンリョウソウやオサバグサなど
オサバグサは1ヶ月前の八ヶ岳、行者小屋の下で蕾だった株を見つけて、喜んで撮っていた。一ヵ月後の今は花の終わりでさわると、白く小さな花弁がぽろぽろとこぼれ落ちる
オサバグサ・筬葉草
歩き始めて3時間、行程の半分ほど来たところで、同行者の一人が大腿部が攣ったり、痛みがでたりして、動けなくなった。持参の薬を使ったが改善しない。既に昼近くなっていた。昼食を摂りながら待ってみた。16時までには小屋に到着しなければならないが・・・
そして、歩き始めたが再び痛みが出てしまった。持病もあるということで、これ以上無理しないほうがいいと、今日はここまでで帰ろうと・・・
同行者は “スマナイ・・nemoさんは頂上まで行って来て”という。
そうですかと迷いながら少し登ってみたが、気持ちが萎えてしまった。
13:00ケイタイで安否確認。大丈夫!順調に下っているという返事。
13:00花を撮りながら二人の後を追いかけて下った。
この沢の上部には水が出ている
その近くに衣笠草と山荷葉が咲いていて・・・
↑キヌガサソウ
サンカヨウ
実を結んだサンカヨウ
この辺りで山ガールとすれちがった・・
と、思いがけない声が背後から“こんにちわ!nemo〇〇さんですよね!”
私 ”ごめんなさい~あなたはだあれ?”
サングラスを外して彼女 “わたし、ワタシ、常念で働いていたAyumiです!”
私 “あ~ら、どうして私ってことが判ったの?”
“だってザックの上にnemo って書いてある・・”
ここでしばし立ち話。
5年前の夏山の繁忙期が過ぎた頃に常念経由で東鎌~槍ケ岳に行った。その途中、常念小屋で働いて彼女にいっしょに槍へ行かないかと誘ったのだった。しかし小屋ではスタッフを少人数に絞っている時で、許可がもらえなかった・・・そんなエピソードがあった。
彼女はその後、3年前から蝶ヶ岳小屋で働いているという。
“そうそう、蝶が岳のHPのフエイスブックは私が作ったの・・読んでくださいね” など
私 今夜、蝶ヶ岳に泊まる予定だったけど、残念ながら・・また上がってくるわね・・じゃあねと。
オサバグサが針葉樹林の林床の雰囲気を優しくしてる。
↑ ヤグルマソウ・矢車草
向うは前常念の沢
15:00 三俣駐車場で元気な二人と合流。そこからみる蝶ヶ岳の尾根は晴れていた。
右の尖がりは蝶槍と呼ばれている山
この日の歩行データ;歩数19,600歩、速歩51分、消費kcal. 911㎉