ねもばーばのはっぴーらいふ

バーバの山歩き、花めぐり

8月6日(火)槍ケ岳の朝~下山

2019年08月07日 | 山歩き
 3日目の朝、昨夕の雷雨のあとすっきりと晴れている

 5時の朝食まで、ご来光を待つ


 陽が昇るのは今はこの大きな尖りの真後ろ、それを撮りたければテント場か大喰岳に行かなければならない。
 そのズクを出さないで、2階の部屋からみんなで撮っている

 山頂でご来光を待つ人たち


 常念岳山脈
  


 富士山と南ア・甲斐駒を引き寄せる


 八ヶ岳


 朝陽が当たった大喰岳
 



 山荘前の花たち

 ミヤマシオガマ



 ミヤマオダマキ
    



     





 
オダマキの奥に山の襞を映した。
           花の後ろに東鎌尾根、その奥に西岳、その奥に常念岳



 イワキキョウ


 セリの仲間


 山荘の後ろから西鎌尾根をのぞく

(2016年8月初めに山岳会の仲間と裏銀縦走してきて、槍ケ岳OB会のメンバーと合流した)





 遠く立山~剣岳  手前の稜線は裏銀の真砂岳から野口五郎岳あたりか


 水晶岳方面


 近くの硫黄岳




 5時半、山荘のメンバーと記念写真を撮り、下山開始


 
    
 播隆屈の石像に手を合わせる




 お槍が大きく見えるのはここまで・・じゃあ、私も撮っておこう
 

 
 昨日はここから天狗原へ歩いたね
   



 槍見河原で振り返る


 横尾でお弁当を食べ、ここ徳沢ではソフトクリームやコーヒーソフト

 徳沢園ではこの異常な暑さに、庭にミストを発生する装置を作ってくれてあり
 モヤモヤと映っている様子はそれ・・この時の気温は28℃


 なんかゴロゴロと雷の気配

 ヘロヘロになりながら河童橋まで戻ってきた


 15時 私達3人は、後方に残った皆さんを気にしながらもタクシーに乗った。



 この日の歩数;38,836歩 速歩11分 消費カロリー820㎉


 
コメント (6)
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8月5日 槍ケ岳へ その2

2019年08月07日 | 山歩き
 今日は特別な日になった。
 いつものように槍沢をダイレクトに山荘に上がるのでなく、
 天狗原から氷河公園、そして南岳へと登り上げようという計画。
 ひとりはそのコースを下ったことがあるというが、二人ははじめてのコース。
 私はお槍の帰りの寄り道、天狗池に逆さ槍を見に行ったことはあったが・・
 中高年の女性3名で最高令の私は脚を引っ張らないように頑張るしかない。


 4時半、静かに起きたつもりが気にかけてくれる皆さんにも送られて出発。
 昨夜昼食用の弁当をもらってあるので、それを朝食にするつもり。
 最初は薄明かりの道をヘッドランプを着けていたが、ババ平に着くころにはいらなくなった。
 この辺り、9月にはサラシナショウマが美しいのに・・今は花房は蕾

 横尾尾根に陽が射し始めた
 
 花を楽しみながら


 ツマトリソウやミソガワソウ



 クガイソウ

 ヤマザクラのサクランボの黒い実、ひとつ口に含んで “おいしいね~”
 キイチゴも ”紅くなってるけどまだ渋いね”

 右手、岩がご~ろごろの五郎沢などをみあげて


 東鎌からのエスケープルート、水俣乗越し
 

 大曲をみる頃には東鎌尾根の上部がすっかり明るく
     

 朝日が当たる前の斜面にニッコウキスゲの群落




 この辺りの雪渓は大曲の下に残るのみ・・今年の異常な暑さで山の雪どけも早い
   
  



 7時 天狗原分岐へ入る頃には お腹が空いたねとお弁当を開く


 筍の皮に包まれた”ちらし寿司の押しずし”が美味しい。半分は残しておこうかな・・
 朝のフルーツ、プルーンやミカンもザックから次々と
   

 
 分岐から左へ15分ほど緩い登り道を進み、振り返ると槍の穂先
  


 見ごろのチングルマ
  



クガイソウの向こうに見えるのは東鎌尾根と一番高く見える峰は西岳
   


 はあい!天狗池、雪が残ってます



 名物、逆さ槍はいかが・・
 


  


 このくらいにして、その先へ


 リンドウ



 大天井方面は、奥に燕岳

   
   牛首展望台と大天井岳をズーム。 鞍部の大天井ヒュッテまでは分からないか・・


 氷河公園のモレーンとはこの辺りかな



 











 50メートルほどの雪渓渡り



 横尾尾根のコルから



 北穂前穂東峰や屏風岩   カールの底の池は今は雪の池





 富士山と甲斐駒をズーム


 八ヶ岳も


 蝶槍の間から見える小さな蓼科山も発見、ズーム



 常念岳


 東鎌の奥に覗く山々

 イワキキョウ
 


 さあて、一息入れた後はこの岩稜を1時間よじ登らなければならない
 ストックをしまい、気を引き締める
 
 ここからは稜線に出るまで撮影する余裕なし

 上から下りてきた人は数えるほど・・皆さん緊張の面持ちで 


10:30 はい・・なんとか稜線へ出ました


 上から撮ってみても怖さは伝わらない・・







 これからお槍と反対方面へ、南岳に寄る
 南岳への登りも、疲れた体にはつらい ・・ついには頂上にザックをデポして下った

  ここで、南岳に着いたことを槍沢を登っているチームにメール。返信「こちらは殺生小屋辺りだよ~}
 
 小屋では私はラーメン、二人はロッジの弁当の残りにおでんを注文
 支配人の坂本君やスタッフとしばしの時間を過ごした

 何年前だったか、ここから南岳新道の急坂を新穂高へ下った時はいろいろあったね・・
            到着時間が遅れて宿のおかみさんに怒鳴られたことなどを


12:00 がんばったご褒美に・・忙しい坂本君のお顔拝借し、
         それにシャッター係の男子まで呼び出すわがまま( 4人並んで記念撮影


 


 笠ヶ岳方面も穂高岳にも雲が湧てきた



 常念岳にも


 雷が来る前に山荘に着きたいが・・ここからがなかなかの道だった。


 南岳東南陵?



 

 ここから花を愉しみながら行こうか
 
    
この岩稜を登ってきた







 
 雷鳥現る!

 

 雷鳥はカミナリの前触れかも・・気持ちは急ぐが脚はそうもいかない

 中岳の雪渓・・雪解けの水場ができ、顔を洗う者もいる。
  中岳の雪形 対面する常念山脈からみる「舞姫」は見ごたえがある。
  もう一つ、このカールに蝶の形に残る雪形「高山蝶」を知る人は少ないか・・
                     今はもう蝶の形は崩れている。
  




 14:00 中岳 3,084m


<注> どういう訳かこの部分が無くなっている・・再掲する

 大喰岳山頂にふたりを置き撮る





 ここでも梯子を下るが、ガッチリした梯子なのでかえって安心







 先で声がする「nemoさん、なんか知らない花です!何でしょう?」


 う~ん、ちょっと待って思いだすから・・ユキノシタの仲間よ・・でも答えがなかなか出ない

 暫く歩いて「ハイ、思い出したよ‥クモマグサ!」




 ミヤマタンポポやボウフウなどのセリ科の花たち


今度は直ぐ分かりました「シコタンソウ」 これもユキノシタの仲間



 こちらは「タカネツメクサ」ナデシコ科








ミミナグサがいっぱい(クモマミミナグサかな)




 ミヤマクワガタ
  




 大喰岳(おおばみだけ・3,101m)のポールが見える

 私は離れたところから二人をズーム 
 槍ケ岳の穂先を背景に、大喰岳の山頂に立つふたり・・何とか撮れたかな
                          ふふふ、我ながら中々の傑作

  これで3千メートル峰3つを登ったね! お槍へ行けば1日で4つだ!

 
 私は山頂をショートカット


14:30 ヨツバシオガマばかりだったが、飛騨乗越まで来ると色の濃いタカネシオガマがあらわれた



 テント場の下で「3000m」の表示板


 テント場近くに咲く花たち
     
      
 


14:50 山荘着・・休憩も入れて約10時間の歩きだった。
         無事、ここまで歩くことができ、ほっとしている
    槍沢コースの皆さんは、ふたりはロッジでリタイア―。6人は穂先に挑戦中という。


 (7:00 はい、ここでブログ更新は中途で時間切れ~のちほど校正します
       これから朝飯食べて、花を切って、ボランティアに出動しなければなりません。
                今日は脚をなでなでしながらの活動になるかもしれません)



・・・はい、つづきです!・・・何とかボランティアは12時まで4時間、ちょっと早帰りしてお昼寝も・・

 槍ヶ岳山荘でのこと

 夕方、ヘリによる救助風景を大勢の観客の前で披露された。
 慈恵山岳診療所のドクターが県警ヘリを要請したという。
 患者はお年寄り、手の外傷という。



    



    



       
 山で怪我をするとほんとうに大事になる・・・

  

 この日の歩数;19,943歩 速歩16分 消費カロリー1070㎉
コメント (2)
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