雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

摘出の 腎臓見せて もらったよ

2012-07-22 10:14:23 | 愛犬の病気と手作り食
風の手術成功に、たくさんのコメントをいただきまして

ありがとうございます。

こんなにも、応援してくれている人がいるってわかって感激!!

コメントを読みながら、とっても勇気づけられ、励まされ

元気をもらっている私。


おかげで、風ちゃんもどんどん元気になると思います。

本当にありがとうございます。

お返事は、もう少し落ち着いてからになりますが、どうかお許しを!!






さて、風ちゃんは、手術前

体重と体温を計りました。


体重は、風ちゃん史上最も重い18.1kg。


体温は、風ちゃんの平熱38.0度でした。



増加している体重が、大きくなっている腎臓のせいだとわかってから、

減らしていたフード量をもとに戻していた私。


健康な時の風ちゃんの適正体重は、16.3~16.5kg。

手術前の体重が18.1kgということは、1.6~1.8もオーバーしている。



2週間前のCTスキャンを撮った時の体重は、たしか17.8kgだったはず。

その時よりも、お腹のふくらみが増してると感じたけれど

やはりその分、体重が増えていたんですね。




そして、昨日手術が無事終わった後

私は執刀医の先生の説明を聞きました。



水風船のように膨らんだ腎臓の中身は、はやりオシッコ。

尿がたまりにたまっていたそうす。



しかし、尿管のつまりも、細くなっているところもない。

こんなにたまっているのに、なぜ尿管を通って、膀胱へ行かないのか。



不思議なので、摘出したこの腎臓は、細胞検査に出すことにすると、おっしゃっていました。


摘出した時、

風ちゃんの片方の腎臓にたまっていた水量は、





なんと!!

1800ccもあったそう。

1800ccというと、1.8リットル。



2リットル用の大きなペットボトルを想像してください。

そこからカップ一杯分減らした量の水風船が、おなかのなかに入っていたんです。


人間でも、1.8リットルの水が入ったペットボトルをお腹にくくりつけて

動いたら、そりゃしんどいで。



風ちゃんこの数か月、そんなしんどいカラダで頑張っていたんだね。




1.8リットルの水といえば、1.8kg。


あっ・・・・、手術前の体重が18.1kgだったでしょ。

その水の重さを引くと、18.1-1.8=16.3

おおー、風ちゃんのもともとの体重の16.3kgになるやん。



アバラや背骨周りの肉付き、食事量も運動量も大きな変化がないのに

体重が増えたのは、やはりすべてこれが原因だったのね。



やっぱり、体重と肉付き、カラダの変化は飼い主じゃないとなかなか発見ではないよね。

本当に気が付けて、よかったです。


手術がうまくいったのは、もちろん担当してくださった進先生の腕が素晴らしいことが一番ですが

●大きな出血がなく、腎臓が摘出できたこと。

●ほかの臓器への癒着がなかったこと。

も幸いして、手術時間が短くなったようです。



もっと手術の時期が遅ければ、ほかの臓器への影響もあったでしょうし。

本当に今手術してもらえて、よかったです。


手術前の説明の時に

「こちらも、風ちゃんの手術のために、しっかり準備を整えましたので、

風ちゃんも頑張ってくれると思います」とおっしゃっていました。



その言葉に、CTスキャンをしてから、その結果をもとに

最善の手術方法を研究してくださったんだと、感じとりました。




待たされた2週間は、長くてため息が出ましたが

きちんと準備して、万全の態勢を整えるためには、必要な時間だったのかも…。

そう感じたのでした。





そして、術後の説明の時に

「摘出したものをご覧になられますか?}と言ってくださったので

私は、見せてもらうことにしたんです。



「そのままでは、大きすぎて摘出できないので、腎臓の袋に穴をあけて

 随分、水を抜いたんですが、まだこれだけ入ってます」と言われて見せられたのが


こんな感じのものでした。

絵がヘタで伝わらないかもしれませんが。






摘出された腎臓は、水風船そのもの。


大きさは、直径20~25cmぐらいに見えました。



半透明のピチっと手にフィットするラバー性の手袋のような質感。


それがビョーンと伸びきっている感じです。


一か所穴をあけたと思われるクチが黒い糸で縛られていました。


ほとんどが伸びきった風船状態で、下の方に尿管やら、血管だったものなどが

白い管状になってくっついています。



とても薄くなっているところもあって、本当にヘタしたら、この水腎臓が破裂していたかも・・・と怖くなってしまいました。


上手に摘出してくれた獣医師さんに大感謝です。





その時、その部屋のモニターにリアルタイムの手術室が映されていました。


そこには、麻酔の器具を口につけて、横たわっている風ちゃんと

手術スタッフの働く姿が。

「今はまだ、手術直後で麻酔も切れていませんが

 少し時間をおいて、入院室に移動したら、風ちゃんを見ていただくこともできます。

でも、今日は興奮してはいけないので、気づかれないように遠目に見てもらうことになりますが・・・」。




その話を聞いて、いったん待合室に戻りました。

そして、こちらに向かっているという風パパの到着を待ちました。




約一時間後、風パパがVRセンターに到着し

入院室にいる風ちゃんのところー案内されました。



「今は、麻酔がさめて、目が開いています」とのこと。



案内された場所から、その方向を見てみると


ガラスの向こうに、風ちゃんの部屋の金属の格子があり

その向こうで風ちゃんがぐったりと伏せています。



そして、時より目を開けたり、ゆっくり閉じたり。




「今日は、痛みを伴うと思うので、痛み止めを投与します。

 なので、ずっとあんな感じで、うつらうつらしている状態になるかと思います。

 しばらくは、起きられないので、尿はカテーテルで出るようになっていて

 点滴を続けながら、今日は絶食になります。

 そして、明日回復していたら、缶詰のフードから徐々に与え始める予定です」

と動物看護師さん。


こんな状態がきっと2日ほど続くんだろうな。




そう思いながら、入院室が見れる場所を後にしました。





VRセンターを出たら、ほっとしたのか急にお腹が空いてきた私。

車の運転を風パパに頼んで、帰り道で外食。


そして、帰宅した途端

どっと疲れが押しよせ、すぐに眠ってしまいました。

 

鈴ちゃんのよるのお散歩もパスしてしまいました。



写真は、翌日の朝の鈴ちゃんのお散歩シーンです。

風ちゃんがいないと、尻尾も上がらないかなー?!と思ったけれど

大好きな河川公園では、暑い朝尻尾をあげて歩いてくれたんで、ちょっとホッとした私です。




そして、午後から風ちゃんの面会へ行きました。


(つづく)




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