雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬の鈴(りん)13歳と風愛(ふあ)7歳の楽しい毎日を575で綴ります。

信じよう ひと皮むけた 鈴ちゃんを

2016-08-11 11:37:53 | 優良家庭犬&セラピードッグ
風ちゃんは優等生、鈴ちゃんは劣等生…。

我が家では、ずっとそんなイメージがありました。


なんでもできて当たり前の風ちゃんと

できなくても仕方がないと思われてきた鈴ちゃん。


性格も素養も違うので、できることとできないことがあって当たり前なんだけれど

なんとなく「犬の標準」から比べて風は優等生、鈴は劣等生という感じが私のどこかでありました。

もちろん、鈴ちゃんには、鈴ならでは素晴らしいところがあるので卑下するつもりはないんですが、ひびりの性格と「家庭犬不適合」のレッテルが張られ「元殺処分犬」だった過去も一因しているのかもしれません。


昨日は87人の方にポチっと押していただきました。

とてもうれしいです。


今めっちゃ頑張っている鈴ちゃんにポチっをお願いします。


←すみませんが両方押してください→

いつも押してくださって、どうもありがとうございます。



最近、外泊することが多く、鈴といっしょにいる時間がかなり減っていた風ママです。


そんな鈴と、昨日は

千葉市の動物保護指導センターで行われる

「動物介在教育活動」参加ボランティア養成講座に

スタッフとして行ってきました。


「動物介在教育活動」とは、ワンちゃん連れて小学校を訪問し、

小学生に対して、動物愛護の心を育て、
正しい動物とのふれあい方や命の大切さを学んでもらうための活動です。


実は、この講座が立ち上がる前から、風ママはスタッフとして参加させてもらっているんです。





私は風ちゃんと出会うまで、犬嫌いでした。

それも小学生の時に、犬に飛びつかれて、体操服の肩の部分をかみちぎられた経験があって

それ以来30年以上、犬が怖くて怖くて、イヤで避けて暮らしていたんです。


そんな私のもとに、赤ちゃんの風ちゃんが現れて

犬が全く触れなかった私が、思わず抱っこしてしまったのは、運命の奇跡としか言えません。


それから犬のことを勉強しはじめて、もうすぐ15年になります。



それまで犬のことがわからなくて、理解できなくて

ただただ恐怖でしかなかった私。


「触ってみたら?」と言われても、緊張しまくってそんな気になれなかったことを思い出します。


そんな小学校時代を送った私だからこそ、
「動物介在教育活動」AAE(Animal Assisted Education)の重要性を非常に感じます。

犬との正しいふれあい方を知っていれば、あんな恐怖体験もなかったし

30年以上、犬を避ける生活もしなかった。


今から思うと、それはとても不幸なこと。


私のような不幸な子供が少しでも減るように、この活動に力を入れているところです。





それでいつも鈴ちゃんを連れていって、会場でクレート待機させているんですが


第3回の昨日は、「褒めるしつけ」での犬のトレーニング方法の講義で、実際に犬を使ってのデモストレーションがありました。


鈴を含め、スタッフの犬が4頭いて、鈴のシャイな性格を知っている先生が

「鈴ちゃんはデモに参加しても、しなくてもいい」ということをおっしゃってくれていました。

なんせ30人ぐらいの人間の真ん中でのデモストレーションで、大人に混じって子供たちもいますから。


デモストレーションの時間がきて、クレート待機している鈴の様子をみました。


気持良そうに寝ているので、やめておこうかどうか迷いました。


でも、ほかのワンちゃんたちがクレートから出て、楽しそうにデモをはじめようとしたとたん。


「鈴もやります!」と自分からクレートを出で、講義場所の中央に。


そして、驚くほどスムーズにママの誘導や指示に従ってくれてとても頼もしかったんてす。



その後、ほかのワンちゃんが小学生の参加者と触れ合うデモをやったんですが

鈴ったら、自分もやりたい!やりたい!と、吠えではなくかわいい声を小さく出すので

それをごまかすのにちょっと苦労しました。



今までの鈴ちゃんからは、想像できないような「やる気」は、まるで風ちゃんが乗り移ったかのよう。



講座の終了後も、参加した小学生からフードをもらったり、撫でてもらったり…。

「かわいい」「かわいい」と言われて、鈴も上機嫌でした。




ここ数日、鈴との時間もとれなかったのに

期待以上の鈴ちゃんだったんです。



その後、午後からは小学生を対象にしたプチふれあい活動があったのですが

鈴は、ブラッシングしてもったり、なでてもらったり。



大声を出したり、急に走ったりする小学生は、苦手みたいだけれど

マナーよくしている小学生は、鈴もウエルカムだとわかりました。




それにしても昨日の鈴は、とても頼もしく見えました。


ひと皮むけた!


まさにそんな感じです。


5歳になってからも、こんなに成長できるって犬って素晴らしいですよね。


いや、5年間の積み重ねが今、花開いているのかしら?


今までの私は、どこか鈴を信用していないところがあったのかもしれません。


これからは、鈴のことをもっと信用して

いっしょに前進していけたらいいなーと思っています。






最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


在りし日の風ちゃんショットです。



6月分のショットが終わり、今日から5月分ですねー。