ソロモン王の神殿跡に建てられたヘロデ王の神殿に、ある文書が隠されているという伝説があり、それを、見つけようとするグループがいた。
この文書を取り戻すために武装集団が組織され、9人の騎士からなる騎士団・テンプル騎士団が結成された。
そして、確かなことは分からないのだが、彼らは廃墟から何かを見つけ、莫大な富と権力を手に入れることに成功したらしい。
ローマ皇帝インノケンティウス2世は勅書を発布し、テンプル騎士団に多大の権限を与え、宗教的に政治的に、
「王や聖職者の介入を受けない独立した自治組織である」
テンプル騎士団は破竹の勢いで成長し、広大な土地を所有するようになり、王族に金を貸して利子を取り、近代の銀行業の基礎を築いていった。