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その時期、中年の神父が愛宮神父の手助けをしていた、おだやかないい神父さん、私は、この神父が、愛宮神父のアトを継ぐのかと思っていたが、そうではなかった、
「カトリック教団にも いろいろあるようだ」
その神父がいない、小さなシスターに、
「どこっ」
「やまの はたけです」
「てつだいに行ってくるね」
「よろこびますわ」
「シンプさーん てつだいにきましたよー」
「あっあっあっ ありがとー」
小さなジャガイモがコロコロ、
[メを かかなかったんですか」
「なんですか それっ」
「かかないと大きくならないんですよ」
「でも これっ ひとくちで食べられます」
リヤカーを押して坂の上まで来ると、玄関のガラス戸にちいさな影、あのシスターだ、
「どっちを 待っているんでしょうか」
「ふふふ」
カトリック禅の、
「初夏の夕暮れ」
いや、
「たましいの夕暮れ」