友だちができた、さびしそうな少年、
「あのね あのね」
「・・・」
「ぼく チョウチョが大好きなの」
「でもね ヒョウホンにするとき ムネをおしつぶすんだ」
「かわいそうだね」
「そんトキ おちんちんがキュッとするんだ」
「ふ〜ん」
教師が、
『あの子とは あそばないほうがいいです」
やっとできた友だち、
「どうしてですか」
「どうしてもです」
「あのね あのね」
「うん」
「ぼく とおいとおいトコロに行くの」
「・・・」
「でも ともだちだよ ねっ 友だちだよ ねっねっ」
遠い遠い少年の日のかなしい思い出・・・