The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

1848年のシカゴ先物取引所

2014-07-13 01:40:07 | 世界経済
             
 1730年の大坂堂島の米会所に遅れること118年、1848年にシカゴ先物取引所が開設される、ところで先物取引とは、なにか、
 「先物取引とは、特定の商品・原資産を取引の時点での約定価格で取引することで、これにより、収穫高の変動や相場の乱高下に影響されることを防ぐ」

 なお、株式の信用取引は証拠金の3倍の取引までだが、先物取引は証拠金の数十倍が可能である、株式で株券を担保にする場合は、株式価格の80%の3倍、つまり、その日の株価が1000円で1万株ならば、1000万円の80%で800万円、その3倍だから2400万円が可能になる、この比率は相場の状況により、多少の変動がある。

 シカゴの先物取引所の石碑には、大坂堂島の米会所のことが明記されているという、この辺がアメリカのいいところだろう、これに対して、どこかの国は日本のODAについて人民に教えていないらしい、あきれた国ではないか、とても近代国家とは言えない。

 シカゴは大穀物地帯で、小麦・大豆・トウモロコシが収穫される農産物の一大集散地であり、1848年には、買い手と売り手が集中的に取引する場として、シカゴ商品取引所・CBOTが開設された、当初は、現物中心だったが、やがて、先物取引へと移行する、
 「これにより、農民は、その時々の相場に振り回されることなく安定した収入を確保できるようになった」 - 浅賀直彌 -      

 確実に人間の社会は進歩し、人々の生活が安定する、これはいいことだろう、素晴らしき新世界ということになる、アメリカという若い国の黄金期だったのかもしれない。

 1865年には、契約内容を標準化した先物取引制度が導入され、シカゴ先物取引所は世界屈指の先物取引所としての地位を不動のものにする。


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