大江高山(おおえたかやま)は、島根県のほぼ中央に位置する大田市の南西、大代町のシンボルとして、親しまれている山で、三瓶山群に次ぐ、標高808mの連山で、三紀から四紀(二百万年前)につくられた大江高山火山群と呼ばれているそうだ。
目的の水田は、この大江高山山麓の登山道沿いにある。
登山道には、大田市自然環境保全条例により保護を必要とする希少な動植物として指定された、「イズモコバイモ」が自生、「ギフチョウ」が生息しているそうだ。
大江高山から湧き出る豊富な水と、さらに山麓にある水源「水井手(みずいで)」から、絶えず湧き出る水が、地域の飲料水と水田の水として利用されていて、水田横の水路には、ホタルも沢山住んでいるそうだし、山の奥ではワサビも沢山作られていた。
求めているお米は、環境と調和のとれた農業を実践するエコファーマーの認定を受けていて、全体の水田面積は、およそ10ha。
角度が強く、奥行きの深い棚田がつづいていることから、畦の雑草除去は大変な作業となるのだが、自然豊かな景観を守るために、花作りや草刈り作業など、地域が一体となって活動しているので、前日の地区と同じで、奇麗に管理されていた。
自分がこの地区のお米を売ることになったら、水源の名前を使った「水井手こしひかり」とか、大江高山登山道の入り口にある、この地域の氏神様を祀ってある「山辺八代姫命(やまべやしろひめのみこと)神社」からとって、「八代姫こしひかり」なんてのも、いいかなと思ったりもしている。
大江高山 http://www.oetakayama.com/