佐賀県東松浦農業改良普及センターより、産地情報が入りました。
北部九州は、先週梅雨明けし、以降真夏日が続いています。
お陰様でイネの生育は良好ですが、猛暑の影響が心配になってきます。
【佐賀日和通信】を作成しましたのでお送りいたします。
うまく定点で撮れていませんが、その写真も掲載いたしました。(畦畔の雑草とジャンボタニシの卵は気をつけます)
【佐賀日和通信】
○山間早植え水稲
“天川コシヒカリ”
まもなく、穂肥の時期を迎えます。
田植えが行われた5月。降水量が少なく、田植えが遅れた圃場があったものの、気温が高く、日照時間も多かったため初期の生育を確保することができました。
田植え後の研修会
中干しを行い、無効分げつを防ぐとともに、土壌に酸素を送り込みます。
中干し(7月10日)
先日、穂肥研修会を行いました。適期に穂肥を行うことで、幼穂に栄養を与えます。
この日はまだ、幼穂の確認はできませんでしたが、梅雨明けし、葉色もさめ始めました。適期に適量、肥料をやって、おいしいお米をたくさんつくっていただきたいと思います。
○普通期水稲
“夢しずく”“ヒノヒカリ”“さがびより”
5月。
日照時間は全般に平年を大きく上回り、特に中下旬の気温は高く、すくすくと苗は育ちました。
天候に恵まれたため、がっしりと力強い苗となっています。
さがびよりの苗(写真は田植え中のもの)
6月。順番に、田んぼへ水が入っていきます。乾いた大地が徐々に潤う、1年に1度の風景です。これから米づくりが始まります。
5月は降水量が少なく、水不足が心配されました。しかし、5月28日の梅雨入り以降は適度な降雨があり、米づくりに備えることができました。
相知町長部田
田んぼに水が入ると一斉に代かきが始まります。これから約4ヶ月間、米づくりをするための土台を丁寧に作っていきます。
相知町上園
代かきが終わるといよいよ田植えが行われます。「夢しずく」「さがびより」「ヒノヒカリ」と順番に、品種ごとに適期に田植えが行われました。
相知町上園
植えたての苗は、一見弱々しく見えます。これからしっかりと根を張り、自然の恵みを受けて、大きく生長していきます。その様子を今年も見守っていきたいと思います。
相知町長部田 さがびより
6月は全般に気温が高く、活着は良好、分げつも順調に行われました。
相知町上園 さがびより
6月8日植え圃場 相知町長部田 さがびより
6月18日
7月3日
7月12日
6月は気温が高かったものの、寡日照の日が続き、一部の田んぼではやや徒長気味の生育となっていました。
北部九州は、平年より約10日早い7月8日に梅雨明けしました。梅雨明け以降は真夏日が続き、日照時間も大幅に増えています。
相知町長部田(7月12日) さがびより
相知町上園(7月12日) さがびより
毎週行っている生育調査において、7月12日の調査では、一週間前に比べて3品種とも草丈が10cm以上も伸びており、茎数は約1.7倍に増えるなど生育は旺盛になっています。
6月16日植え圃場 相知町上園 さがびより
6月18日
7月12日
先日、「あうちの里の米栽培研究会」の研修会が行われました。現在の生育状況、今後の管理、そしてこれからの「あうちの米」について、様々な意見を交わすことができました。
稲を持ち寄り、見比べます
生育は良好!
今年もいい米をつくっばい!!