こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

国内のコメ消費779万トン、50年で4割減

2013年07月27日 20時34分27秒 | Weblog
gooのニュースに「国内のコメ消費779万トン、50年で4割減 読売新聞2013年7月27日(土)18:15」という記事がでた。

内容は以下の通り
農林水産省は26日、国内主食米の2012年度(12年7月~13年6月)の消費量が前年度比4・3%減の779万トン(速報値)だったと発表した。

コメの消費量は1963年の1341万トンをピークに減少傾向が続いており、50年間で約4割減少した。
コメ離れに歯止めがかからない上、11年産米から続く高値傾向も影響したとみられる。

1人当たりの消費量も、63年度の117キロ・グラムが11年度は58キロ・グラムと半減した。
1日当たりのカロリー換算では、500キロ・カロリー以上少ないことになる。
農水省は、需要の減少傾向は当面続くとみているが、13年度の消費量は786万トンと微増を予測している。
というもの。

これを読んで、各産地は、何を思うだろうか。
ただハッキリとしていることは、「作れば売れる」という時代は、もう来ないという事だ。

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忘れられた、おはよーニャンコ

2013年07月27日 16時39分49秒 | Weblog

朝の7時には撮影してあったのに、完全に忘れ去られた、おはよーニャンコ。
今になって思い出す。
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見た目から違う

2013年07月27日 16時10分31秒 | Weblog
先ほど南国市より、25年産米の「南国そだち」のサンプルが、玄米で届いた。

1つは、今までの栽培方法のもので、もう1つが、今回初めての試みとなる、マグネシウムを増量したもの。
極早生品種のため、青米が多いのは仕方がないとしても、見るからに違いは明らかであった。

まず玄米の色は、マグネシウム増量の方が濃い。
それの効果なのか、玄米の形もピンボケのように見えやすい「南国そだち」が、クリアに見え、形もスッキリと整っているのだ。

食味については月曜日となってしまうが、見た目からはマグネシウムを増量した方が良さそうである。
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福島第一の汚染水、23億ベクレル検出

2013年07月27日 15時29分07秒 | Weblog
gooのニュースを見始めたら、いきなり「福島第一の汚染水、23億ベクレル検出 東電が調査へ 朝日新聞2013年7月27日(土)13:36」という、「なんだこれ」という見出しが出ていた。

内容は以下の通り
東京電力は27日、福島第一原発2号機海側のケーブルなどが通る坑道から採取した水から、1リットルあたり23億5千万ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。
事故直後に汚染水が流れ込み、たまっている可能性が高いという。

東電が26日に汚染水を採取して検出した。
セシウム134が7億5千万ベクレル、セシウム137が16億ベクレル含まれていた。
ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質も7億5千万ベクレル検出された。
事故直後に検出されたのとほぼ同程度の濃度という。

東電は「高濃度の汚染水は坑道の中にとどまっている状態だと考えている」と説明。
しかし、周辺の地下に漏れ出ている可能性もあり、今後詳しく調べるとともに、海に漏れないように地盤を固める工事を進める。
というものだった。

どうなっているんだろうか東電は。
福島県の苦しみを、全く理解していないというか、理解しようとしていないとしか思えない。
対応の悪さ、隠蔽、ウソ、ごまかし、言い逃れ、そんなことの繰り返しにしか伝わってこない。
「高濃度の汚染水は坑道の中にとどまっている状態だと考えている」と説明しているというが、その理由は。
どうしてそう言えるのだろうか。
今までの説明から推測すると、なんとか被害を軽く言いたいというだけではないのだろうか。

福島県の苦しみなどは、全く考えていないのだろうとしか、どう考えても思えない。
これでさらに、福島県の復興と復活の道は、遥か彼方に遠のいてしまった。

こんな状態なのに、日本中で、原発を再稼働させようとしている。
誰が考えても、出来るはずがないし、動かしてしまったら、同じことが起こる可能性の方が高い。
県の真価が問われそうだ。
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佐渡からの訪問

2013年07月27日 15時03分50秒 | Weblog
午後、バスに乗って佐渡の農協と生産者が、売り場見学と消費地の現状を見に、訪問してきた。

人数を聞いていなかったので、数の多さにビックリしてしまったが、そんなことは関係なく、店内で話すことは決まっている。
「朱鷺と暮らす郷ブランド」をどうしていくかである。

1つの島なのに、バラバラで動いているのは、ブランドとしてはマイナスである。
ブランドのコントロールは誰がするのか。ブランドの位置づけは。流通の信用性は。宣伝は。そのためには地域はどうすればよいのか。
立ち上がって数年がたつブランド米であるのだが、実際は初年度レベルで、先には進み切れていない。

実力が無いわけではない。
お米が不味いわけでもない。
ブランド化の進め方が問題なのだ。

それを理解してもらうには、他県産の玄米を、自分たちで直接見た方が良い。
手て触ってみた方が良い。
消費者の会話を聞いた方が良い。

同じコシヒカリなのに、明らかに違って見える産地。
次々に買われていく品種。

自分達のお米と何が違うのか。
どうして買ってもらえないのか。

産地に言って、自分が話していると、オーバーに言っているんだと思ってしまうかもしれない。
しかし、売り場に自分達がいて、他県産が買われていくのを、その場で見ていたら、話している事が、全て真実だという事が判るはずである。

佐渡の人たちは、結構ショックであったろう。
でもこれで、やらなければならないことが、見えたはずである。
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世間知らず

2013年07月27日 14時45分18秒 | Weblog
今日は、午前中に福井県から、農業技術員が突然訪問してきた。
福井の農業をどうしたらいいのか。担い手をどうやって増やしていけばよいのか。地域をまとめるにはどうしたらよいのか。ブランド化の大切さを理解させるためには、どう説明したらよいのか。福井の品種を育てるためには・・・・
話していて、悩みは尽きないようだった。

自分も福井県で講演していて、その部分については、物凄く気になっていたので、技術員が悩んでいる深刻さも、良く理解できた。
しかし、では、どうやって行けばよいのか。
これについては、自分もお手上げである。
リーダーは、実行する人は、管理する人は等から、一番大切な品種まで、今の状況では、全く持って決める事が出来ないからだ。
なのに県としては、魚沼ブランドと同等のものを、作りたいと言っている。

残念だが、県に対しては、「世間知らず」と言わざる負えないな。
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フェラーリ風?トラクター…ヤンマーが試作車

2013年07月27日 12時55分19秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら「フェラーリ風?トラクター…ヤンマーが試作車 読売新聞2013年7月26日(金)09:03」という記事を見つけた。

なんじゃそりゃーという気持ちで見てみたのだが、見てビックリ。
このトラクター、欲しい。
農道だけじゃなくて、公道もかっこよく走れそう。

http://news.goo.ne.jp/picture/yomiuri/business/20130725-567-OYT1T01552.html
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苦土とカリ

2013年07月27日 11時46分46秒 | Weblog
良く自分は、産地にいくと「苦土」という言葉を口にするのだが、苦土とはどんなものなのだろうか。
簡単に言ってしまえば、苦土とはマグネシウムを含む肥料であるのだが、細かく言うと、以下のようになってしまう。

肥料公定規格には
・硫酸苦土肥料
・水酸化苦土肥料
・加工苦土肥料
・腐植酸苦土肥料
・副産苦土肥料
・リグニン苦土肥料
・酢酸苦土肥料
・炭酸苦土肥料
・混合苦土肥料
がある。

産地が使用している複合肥料等にも「苦土」が添加されていて、その含量が保証されている。
そして、熔りん、苦土重焼燐、炭酸苦土石灰、鉱さいけい酸質肥料(ケイカル)、転炉さい等も「苦土」が含まれている。

・硫酸苦土肥料(硫マグ)は水溶性で速効性であるため、欠乏症発生時の応急対策に適するが、過剰施用に注意する。
・水酸化苦土肥料(水マグ)はく溶性苦土を50%以上含み、遅効性で塩基性肥料である。
・酸性土壌に苦土を施用する場合に基肥として用いる。
・腐植酸苦土肥料は腐植酸(ニトロフミン酸)に焼成蛇紋岩等を加えて中和したもの。
・副産苦土肥料は工業副産物を原料とし、塩基性肥料である場合が多い。
・リグニン苦土肥料は亜硫酸パルプ廃液中のリグニンスルホン酸に硫酸マグネシウムを加えたもので。
・酢酸苦土肥料は水溶性苦土18%以上、
・炭酸苦土肥料はく溶性苦土30%以上
である。

作物の養分吸収のところで、苦土(マグネシウム)とカリ(カリウム)には生理的な拮抗現象があるということは、農業をしている人なら、まず知っている事であろう。
有効なマグネシウムが土壌中に十分にあっても、カリウムの過剰によってマグネシウムの欠乏症状が出るからである。
反対に、マグネシウムの過剰によって、カリウム欠乏症状をおこすこともできるという。

なので自分は、ブランド化している産地に対しては、土壌分析の必要性を常に言っているのである。
作物栽培のために土壌を診断する場合は、マグネシウムやカリウムの成分量のほかに、二元素の比にも注目する必要がある。
マグネシウムはカリウムのほか、カルシウムとも同様の関係があるので、多くの場合、三元素の比を基準値と照合する。

地力増進基本指針では、基準値は当量比でカルシウム:マグネシウム:カリウム=(65~75):(20~25):(2~10)と示されている。
これは5:2:1あるいは15:4:3がよいという記載もある。
測定の方法は、交換性のマグネシウムと交換性のカリウムを測定しそれらの比を計算する。

さらに、穀粒中の苦土カリ比が、食味との関連を指摘されている。
玄米の苦土カリ比(当量比)は約1.3~1.75の間に納まり、比率の大きい米ほど食味がよいとされている。

あまりにも大雑把に説明してしまっているので、判りにくいかもしれないが、なんとなく大切なのだろうという事は、判ってもらえただろうか。

(こまかな数字などについては、ルーラル電子図書館から引用)
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