青森県の「青天の霹靂」を動かし始めようとしている自分に対して、30年は福井県の新品種がデビューするのに、大丈夫なのですかという問い合わせがきた。
一般的に考えれば、かなり無謀なことであろう。
でも、出来ない訳ではない。
失敗すると決まっていることでもない。
今年の秋にデビューするのは、新潟県の「新之助」と岩手県の「金色の風」。
30年デビューの品種も、試験販売はされるだろうが、福井県の「ポストこしひかり」以外は、市場を脅かすものは無いだろう。
なので、今年の秋までに「青天の霹靂」を、再デビュー(新ブランド戦略)させることが出来れば、今年の新品種の戦いに参戦することが可能なはずである。
そして今年参戦することが出来れば、来年の福井県、富山県、宮城県、山形県との新品種の戦いにも、参加することが出来るはずである。
新品種はデビューしてから3年で決まってしまう。
「青天の霹靂」は既に3年目となり、完全に限界点となっている。
しかし、特別栽培米と流通を変更開放することによって、再デビューさせることは出来ると思う。
それであれば、これから最長3年寿命が延びる。
言うは簡単。
計画するだけなら簡単。
しかし、実行するとしたら、かなりハードルは高いと思う。
それは判っているが、それでも実行しなければ「青天の霹靂」は、止まってしまう。
最上格の特別栽培米「青天の霹靂」。
自分たちの武器として、しっかりと届けてほしい。