こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

可能ですか

2017年02月21日 23時09分45秒 | Weblog


青森県の「青天の霹靂」を動かし始めようとしている自分に対して、30年は福井県の新品種がデビューするのに、大丈夫なのですかという問い合わせがきた。
 
一般的に考えれば、かなり無謀なことであろう。
でも、出来ない訳ではない。
失敗すると決まっていることでもない。
 
今年の秋にデビューするのは、新潟県の「新之助」と岩手県の「金色の風」。
30年デビューの品種も、試験販売はされるだろうが、福井県の「ポストこしひかり」以外は、市場を脅かすものは無いだろう。
なので、今年の秋までに「青天の霹靂」を、再デビュー(新ブランド戦略)させることが出来れば、今年の新品種の戦いに参戦することが可能なはずである。
そして今年参戦することが出来れば、来年の福井県、富山県、宮城県、山形県との新品種の戦いにも、参加することが出来るはずである。
 
新品種はデビューしてから3年で決まってしまう。
「青天の霹靂」は既に3年目となり、完全に限界点となっている。
しかし、特別栽培米と流通を変更開放することによって、再デビューさせることは出来ると思う。
それであれば、これから最長3年寿命が延びる。
 
言うは簡単。
計画するだけなら簡単。 
 
しかし、実行するとしたら、かなりハードルは高いと思う。
それは判っているが、それでも実行しなければ「青天の霹靂」は、止まってしまう。
 
最上格の特別栽培米「青天の霹靂」。
自分たちの武器として、しっかりと届けてほしい。
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青天の霹靂

2017年02月21日 18時12分44秒 | Weblog


今日の午後から今迄、どれだけの産地が自分の投稿を待っていたことだろうか。
gooブログのリアルタイムでも、15;00-16:00のアクセスが、一気に跳ね上がっている。
 
各産地が知りたがっていたことは・・・・
全農あおもりがスズノブに来ることで、明日から、何が起こるのかという事であろう。

今日は、全農あおもり 米穀部 米穀流通課から2名、青森県 農林水産部 農産園芸課 稲作進行グループから2名が来ていた。
 
一部の人からは、県と全農に、自分は文句ばかり言うのだろう、と言われてしまった。
自分にとって、そんなことはどうでも良かった。
自分が知りたかったのは「真実」。
なので、その部分を真っ先に聞いた。
 
スタートからおかしくなってしまった原因は何処にあったのか。
なぜ消費地を理解できなかったのか。
なぜ米屋を武器にしなかったのか。
なぜ自分たちの声は、県と全農に届かなかったのか。
 
結果として、ハッキリとした原因は見つけられなかった。
お互いが?????となってしまっていて、解決の糸口が見えないまま、今となってしまっていたのだ。
そして今回、それらについてお互い整理が出来た。
 
なので、これからの「青天の霹靂」について、今日話し合った内容を伝えておこうと思う。
 
29年産米から「青天の霹靂」は、慣行栽培米と特別栽培米の2本立てとなる。
今迄玄米販売が不可と伝わっていたが、事実は違っていたことが判明したことで、米屋での玄米販売も出来る。
 
それであるのなら自分は、県と全農に特別栽培米という事だけではなく、地域を語れる地域ブランドとしての特別栽培米を作ってもらえるようにお願いした。
つまり、「慣行栽培 < 特別栽培米 < 地域ブランド特別栽培米」ということである。
そして、この最上格にある「地域ブランド特別栽培米」を、自分たちの流通の柱にしてもらえないかとお願いした。
  
・「青天の霹靂」は、今までの計画を修正して、米屋での玄米販売をスタートさせる。
・特別栽培米は、米屋が育てている、お米にこだわる消費者に届けて行きたい。
・平均的な美味しいお米の「青天の霹靂」ではなく、「これが青天の霹靂」というお米にアップする。
・「青天の霹靂とは」を知ってもらう計画を立てて、実行していく。
・・・・
いきなりの話しなので、今はここまで。
全ては、これからの、県と全農に掛かってくる。
 
1つハッキリしているのは、県と全農が本気であり、色々な面での大小の問題を解決して、ブランド米としてお米にこだわる消費者に提案して、長く食べてもらいたいと思っているのなら、自分は協力するという事。
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