東川篤哉 中途半端な密室

東川篤哉さんの文庫は、もうほとんど読み尽くしてしまって
謎解きはディナーのあとで　が文庫になるのを、今か今かと待っているけど
いまだ単行本の売れ行きがいいのか、なかなか文庫化しませんね。
そんな中今年になって新らしい文庫が発売になったようなので、早速買って読んでみました。

中途半端な密室　という短編集です。
デビュー作も含まれた初期の5編で、全編に共通するテーマは安楽椅子探偵。
つまり現場に赴かず、事件の内容を人伝に聞いたり新聞の記事を読んだりしただけで
犯人やトリックを暴いてしまう、遠隔で推理するスタイル。

ものすごく期待すると、肩透かしかもしれないけれど
全体的にゆる～い感じの、肩ひじ張らずに軽く読める本です。
長編に疲れた時の一服の清涼剤というか、3時のおやつ的に読むといいですよ。

【送料無料】中途半端な密室 価格：500円（税込、送料別）

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