nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

高野和明+阪上仁志 夢のカルテ/三浦哲郎 ユタと不思議な仲間たち

2013-02-10 13:52:26 | 本・雑誌・ドラマ
読書レビューをしないうちに、2冊読み終わってしまったのでまとめてご紹介。
前回、このところ警察小説ばかり読んでいたので、ちょっと違うものを読みたいと書いたのに
次に読んだ 夢のカルテ も、カウンセラーのお話ではありましたが、なんと主人公が警察官でした(笑)
13階段の高野和明さんと、映像ソフトの仕事をされているという阪上仁志さんの共著ということですが
全部読み終わってもそのかかわりが明記されていないので、概要は分からず終いです。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
銃撃事件に遭遇した麻生刑事は、毎夜の悪夢に苦しめられていた。
心理療法を受けようとした彼は、来生夢衣というカウンセラーに出会う。
若いが有能な彼女には、ある特殊な能力が秘められていた。
他人の夢の中に入ることができたのだ。
その能力を活かして患者の心を救おうとする夢衣と、凶悪犯罪に立ち向かう麻生。
二人は次第に惹かれ合っていくがー幻想的な愛の中に四つの難事件を織り込んだ、感動のファンタジック・ミステリー。

悪夢に苦しめられる麻生刑事と、その麻生をカウンセリングすることになった夢衣(ゆい)との恋物語に絡めて
4つのカウンセリングの物語を通し、奥深くに潜んだ人間心理を探っていくストーリー。
現実離れした話ではありましたが、人の幸せとそれを取り巻くジレンマについて考えさせられる物語でした。


次に、多分息子が高校生の頃に学校の課題で読んだと思われる ユタと不思議な仲間たち を読みました。

あらすじ・・・・
東京育ちの少年・勇太は、父を事故で亡くし、母に連れられ東北の山あいにある湯ノ花村に移ってきた。
村の子供たちになかなか馴染めず退屈な毎日を送っていたが、ひょんなことから不思議な座敷わらしたちと出会った。
彼らとの交友のなかで、いつか勇太はたくましい少年へと成長していく――
みちのくの風土と歴史への深い思いがユーモアに包まれ、詩的名文に結晶したメルヘン。

NHK少年ドラマシリーズの1つとして、1974年5月にテレビで放送され
その後もミュージカル作品として上演され続けて、現在に至っているそうですが
名前は知っていたものの、残念ながら私は一度も映像や舞台は観たことがありませんでした。

のんびりとした東北の片田舎の村の、小中一緒の分教場で暇を持て余す少年勇太(ユタ)が
座敷わらしたちとの交流で逞しく成長していく物語は、昔ながらの日本の風景を彷彿とさせ何となく心が和みます。
座敷わらしを歴史に絡め、ユタの成長ぶりとそれに伴う心の描写がしっかりと描かれ
学校の教科書に取り上げられるべくして生まれたような、懐かしさ漂う純文学でした。



ユタとふしぎな仲間たち (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社



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コメント (2)
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