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nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

重松清 十字架

2013-04-01 13:21:18 | 本・雑誌・ドラマ
今日はようやく晴れたものの、4月としてはまだまだ寒いですね。
桜はまだ姿をとどめているものの、明日からまた雨の予報が出ていて、今日あたりが見納めかもしれません。

さて とんび に続き、またまた重松作品を読みました。
芳川栄治文学賞受賞作の 十字架 です。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。
あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。
でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。
あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。
そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。
吉川英治文学賞受賞作。

いじめで自殺した中学生の遺書に、親友として名前を挙げられ戸惑う真田裕。
親友なのにどうして助けてくれなかったのかと、遺族やマスコミに攻められ
その後の人生に重苦しい十字架を背負わされた裕の、20年に及ぶ長い長い話です。
クラスメート、担任教師、学校、遺族、クラスメートの家族、それぞれの立場にそれぞれの言い分があって
自分自身をどの立場に当てはめても、胸が苦しくなってしまう暗く重たいテーマですが
重松さんのやさしい文章に救われながら、知らず知らずのうちに
残された者としての生き方を、登場人物と一緒に模索している自分がいます。
それでも人ひとりの命がなくなっている以上、正しい答えがあるわけもなく
子供を持つ親として、とても深く考えさせられる一冊でした。


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