どうも読み始めると癖になってくるのが重松作品で、今回は母と子にスポットを当てた作品 かあちゃん を読みました。
540ページに及ぶ、ずっしりと思い長編作です。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯自分に、笑うことも、幸せになることも禁じたおふくろ。
いじめの傍観者だった日々の焦りと苦しみを、うまく伝えられない僕。
精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。
著者が初めて描く「母と子」の物語。
「母と子の物語は初めて」と帯に書いてあったのですが、以前 卒業 の中におさめられていた 追伸 で
産みの母と育ての母のそれぞれの想いと母子の関係に、散々泣いた記憶がある私としては
ちょっと解せないと思いつつ、それはさておいておいて読んでみました。
数組の母子をクローズアップしながら、それぞれが関連性を持って物語が連なっていくという
オブニバス的手法で全体をまとめ上げてあります。
いじめや事故で人生を狂わされた家族たちの、ゆるす・ゆるされないの人間関係。
とてもデリケートな話ですが、とても力強く人の心の奥底を透かして見せてくれます。
どの話も、それぞれの人物が反省したり成長したりする過程を描いていますが
最後にすべてが丸く収まって、チャンチャン・・・的な話では、決してないところが重松さんらしくて
何となくモヤモヤしつつも、世の中何事も白黒はっきりつけられるわけもなく
みんなこうやって、葛藤しながら進んでいくしかないんだな~と感じさせられました。
先日読んだ 十字架 とこの かあちゃん と、あと カシオペの丘で がゆるすことについての三部作なんだそうです。
ぜひ カシオペの丘で も読んでみようと思います。
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540ページに及ぶ、ずっしりと思い長編作です。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯自分に、笑うことも、幸せになることも禁じたおふくろ。
いじめの傍観者だった日々の焦りと苦しみを、うまく伝えられない僕。
精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。
著者が初めて描く「母と子」の物語。
「母と子の物語は初めて」と帯に書いてあったのですが、以前 卒業 の中におさめられていた 追伸 で
産みの母と育ての母のそれぞれの想いと母子の関係に、散々泣いた記憶がある私としては
ちょっと解せないと思いつつ、それはさておいておいて読んでみました。
数組の母子をクローズアップしながら、それぞれが関連性を持って物語が連なっていくという
オブニバス的手法で全体をまとめ上げてあります。
いじめや事故で人生を狂わされた家族たちの、ゆるす・ゆるされないの人間関係。
とてもデリケートな話ですが、とても力強く人の心の奥底を透かして見せてくれます。
どの話も、それぞれの人物が反省したり成長したりする過程を描いていますが
最後にすべてが丸く収まって、チャンチャン・・・的な話では、決してないところが重松さんらしくて
何となくモヤモヤしつつも、世の中何事も白黒はっきりつけられるわけもなく
みんなこうやって、葛藤しながら進んでいくしかないんだな~と感じさせられました。
先日読んだ 十字架 とこの かあちゃん と、あと カシオペの丘で がゆるすことについての三部作なんだそうです。
ぜひ カシオペの丘で も読んでみようと思います。
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