nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

貴志祐介 天使の囀り

2014-12-13 22:36:12 | 本・雑誌・ドラマ
小説のレビュー記事が続きますが、貴志祐介さんの 天使の囀り を読みました。
実はこの本、2週間くらい前に読み始めていたのですが
テーマが脳を犯す線虫で、表現がかなりグロテスクで
あまりのヘビーさ、気持ち悪さ、難しい言葉の多さに、なかなか続けて読むことが出来ず
もう読むのを断念して、放り投げてしまおうかと思いつつも
間に、探偵の探偵とナミヤ雑貨店の奇跡の2冊を挟みながら、何とか読み上げることが出来たという次第。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。
恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは
人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。
さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。
アマゾンで、いったい何が起きたのか?
高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?
前人未到の恐怖が、あなたを襲う。

貴志さんのホラーはどれも怖いですが、これはもしかしたら有り得るかも?というリアリティさが伴っていてより、恐怖に震えます。
500ページ強と言う厚みと、角川文庫の字の小ささが年齢的にちょっと難点ですが
放り出さずに読み切ることで、ホラー作品の醍醐味が味わえました。
それにしてもいつまでも寒気が収まらず、この時期より夏向きの作品かもしれません。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする