nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

佐々木譲 笑う警官

2014-12-17 11:59:35 | 本・雑誌・ドラマ
小説はサスペンスやミステリー中心に読んでいますが、その中でも特に警察小説が好きです。
古くは松本清張、高村薫等を読み、ここ数年で横山秀夫を読みつくし
姫川玲子シリーズで誉田哲也にもハマり、薬丸岳、今野敏をかじりながら新しい作家さんを開拓したいと思い
白羽の矢を立ててしまったのが、佐々木譲さんの 道警シリーズ
まずは最初の作品からと言うことで 笑う警官 を読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。
遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。
容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。
やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。
捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために
有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだったが…。
北海道道警を舞台に描く警察小説の金字塔、「うたう警官」の文庫化。

昨日は週間予報で一日雨の予報が出ていたので、前日からメニューも決めて買い物も済ませ
引出しの片づけなどもしつつ、間で読書三昧。
先月読んだ今野敏さんのST化合エピソード0も、暴走する冤罪ものでしたが
こちらも罪のない警官が、警察のメンツのために
罪をなすりつけられて射殺されるかもしれないという、緊迫したストーリー。
北海道を襲う予定の強烈な爆弾低気圧のニュースを横目に読む、札幌が舞台の小説。
内容もハードでしたが、別の意味で気持ちが冷たくなって、より深刻度が増した感じです。
たった2日間の物語ですが実に濃い内容で、道警シリーズ、続けて読んでみたいと思います。
ただどうしても気になるのが、「いく」でいいものを必ず「ゆく」と表記されている作者の言葉の癖。
たとえば、出ていけ!でいいのに、出てゆけ!と表記されているんですよね。
こういう言い回しのすべてがこうで、何だか女子高生のメールみたいで気持ちがひっかかってイライラ・・・
気にしなきゃいいのですが、今後も気になりそう。


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