久し振りに小池真理子さんの作品を読みました、この5月に文庫化された 沈黙のひと です。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
両親の離婚によってほとんど関わりあうことなく生きてきた父が、難病を患った末に亡くなった。
衿子は遺品のワープロを持ち帰るが、そこには口を利くこともできなくなっていた父の心の叫びー
後妻家族との相克、衿子へのあふれる想い、そして秘めたる恋が綴られていた。
吉川英治文学賞受賞、魂を揺さぶる傑作。
例にもれず、小池さんらしい重くて暗くていたたまれなくなる作品。
自分と母を捨てて他の女に走り、別の家族を作った父が晩年病に苦しみ、ケアを受けるためにホームに入所しますが
体が不自由なうえに、言葉が出しにくいために、意思の疎通もかなわないもどかしい暮らしが始まります。
現在の妻や娘たちよりも、かつて別れた娘を愛しく思い
悔やみきれない思いの中で、また新たに、父娘が情をかわし合うという物語なのですが
私が当人なら、いくら身体が不自由になったとはいえ
自分を捨てた父に、ここまで思い入れできるものかな~というのが率直な感想。
しかもこの父が、さらに2番目の妻さえも裏切っていたという、かなりのプレーボーイ振り。
どんなにもっともらしい言葉を連ねても、やはり共感はできなかったです。
ある意味女性の描いた作品に、女は厳しいと言えるのかもしれません。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
両親の離婚によってほとんど関わりあうことなく生きてきた父が、難病を患った末に亡くなった。
衿子は遺品のワープロを持ち帰るが、そこには口を利くこともできなくなっていた父の心の叫びー
後妻家族との相克、衿子へのあふれる想い、そして秘めたる恋が綴られていた。
吉川英治文学賞受賞、魂を揺さぶる傑作。
例にもれず、小池さんらしい重くて暗くていたたまれなくなる作品。
自分と母を捨てて他の女に走り、別の家族を作った父が晩年病に苦しみ、ケアを受けるためにホームに入所しますが
体が不自由なうえに、言葉が出しにくいために、意思の疎通もかなわないもどかしい暮らしが始まります。
現在の妻や娘たちよりも、かつて別れた娘を愛しく思い
悔やみきれない思いの中で、また新たに、父娘が情をかわし合うという物語なのですが
私が当人なら、いくら身体が不自由になったとはいえ
自分を捨てた父に、ここまで思い入れできるものかな~というのが率直な感想。
しかもこの父が、さらに2番目の妻さえも裏切っていたという、かなりのプレーボーイ振り。
どんなにもっともらしい言葉を連ねても、やはり共感はできなかったです。
ある意味女性の描いた作品に、女は厳しいと言えるのかもしれません。
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