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nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

小池真理子 沈黙のひと

2015-07-10 21:37:37 | 本・雑誌・ドラマ
久し振りに小池真理子さんの作品を読みました、この5月に文庫化された 沈黙のひと です。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
両親の離婚によってほとんど関わりあうことなく生きてきた父が、難病を患った末に亡くなった。
衿子は遺品のワープロを持ち帰るが、そこには口を利くこともできなくなっていた父の心の叫びー
後妻家族との相克、衿子へのあふれる想い、そして秘めたる恋が綴られていた。
吉川英治文学賞受賞、魂を揺さぶる傑作。

例にもれず、小池さんらしい重くて暗くていたたまれなくなる作品。
自分と母を捨てて他の女に走り、別の家族を作った父が晩年病に苦しみ、ケアを受けるためにホームに入所しますが
体が不自由なうえに、言葉が出しにくいために、意思の疎通もかなわないもどかしい暮らしが始まります。
現在の妻や娘たちよりも、かつて別れた娘を愛しく思い
悔やみきれない思いの中で、また新たに、父娘が情をかわし合うという物語なのですが
私が当人なら、いくら身体が不自由になったとはいえ
自分を捨てた父に、ここまで思い入れできるものかな~というのが率直な感想。
しかもこの父が、さらに2番目の妻さえも裏切っていたという、かなりのプレーボーイ振り。
どんなにもっともらしい言葉を連ねても、やはり共感はできなかったです。
ある意味女性の描いた作品に、女は厳しいと言えるのかもしれません。


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秩父札所14番 長岳山 今宮坊

2015-07-10 17:19:41 | 秩父札所巡り
食事をしている間に、いったん上がった雨が再度降り出していて、午後からは傘を差しての札所巡りとなりました。
次に向かったのは札所14番 長岳山 今宮坊 (ちょうがくさんいまみやぼう)で、比較的市の中心部にある札所です。
そばに今宮神社があるのですが、明治維新の神仏分離までは両者が同じ場所にあったんだそう。

むかしより たつとも知らぬ 今宮に まいる心は 浄土なるらん





こじんまりと建つ、三間四面方形造りの飾り気の少ない 観音堂
本来は長岳山正覚院金剛寺といい、かつて修験道だったお寺で
坊というのには僧侶の住居という意味があり、そのままの名で呼ばれているそうです。

 









聖徳太子様の像がありました。



聖徳太子の後ろに立つのは、樹齢500年の立派な欅


長岳山 今宮坊(臨済宗南禅寺派)

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