nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

石田衣良 電子の星 池袋ウエストゲートパークⅣ

2016-06-21 14:44:15 | 本・雑誌・ドラマ
池袋ウエストゲートパーク シリーズ、第4弾 電子の星 池袋ウエストゲートパークⅣ を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
アングラDVDの人体損壊映像と池袋の秘密クラブの関係は?
マコトはネットおたくと失踪した親友の行方を追うが…。
通り魔にギャングの息子を殺されたジャズタクシー運転手に告知された悲惨な真実とは?
「今」をシャープに描く、ストリートミステリー第4弾。切れ味、スピード、さらに快調。

東口ラーメンライン/ワルツ・フォー・ベビー/黒いフードの夜/電子の星

間にいろいろ挟みながら、少しずつ読み進めているシリーズの第4弾です。
このシリーズはフルーツ屋のマコトが、池袋で起こる大小さまざまな事件を解決していくという短編集で
前作の「骨音」同様、日常にちょっとばかりアクセントがついたような軽い話から始まり
次第にどんどんと重たくなっていって、最後にドカンとディープな話がやってきました。
内容がどんなにディープでも文章が軽快で、笑いも誘って来るのが石田マジックですが
今回ばかりは途中で本当に気持ち悪くなり、かなり読み飛ばしました。(流れが分かる程度に)
もちろんハラハラさせるだけで、最悪はやってこないのですが、実にリアルでドキドキしました。
ありえそうにない話でも、あり得そうな気がしてくるのが、このシリーズの不思議です。
13年くらい前に書かれたものですが、世の中にも若者の行動パターンにも全く古臭さは感じられず
ケータイがスマホになったくらいで、今も当時も日本の景気はいまだ上向くこともなく沈んだまま。
これを読み始めてから、たまに行く池袋の街に、マコトや仲間たちが今も歩いているようなそんな気分を味わっています。

電子の星 [ 石田衣良 ]価格:586円(税込、送料無料)


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