じっとりと重い 南からの空気
ひとつひとつの 自分の動作が
やけに緩慢に思える
夜になってから流れ込む 北からの涼しい風
いつの間にか 眠り込んでいた
何の夢をみていたのだろう
目覚めると
暗い闇の中に 浮かび上がるのは
悲しみ
生活の雑音の中に
忘れていた 忘れようとした
古い記憶が
小さな水の揺らぎで
深い池の底から
ゆらゆらと 浮かび上がってきた
じっとりと重い 南からの空気
ひとつひとつの 自分の動作が
やけに緩慢に思える
夜になってから流れ込む 北からの涼しい風
いつの間にか 眠り込んでいた
何の夢をみていたのだろう
目覚めると
暗い闇の中に 浮かび上がるのは
悲しみ
生活の雑音の中に
忘れていた 忘れようとした
古い記憶が
小さな水の揺らぎで
深い池の底から
ゆらゆらと 浮かび上がってきた