天辺の 赤茶けて そそり立つ峰
それとは対称的に 緩やかに 長い裾野をひく 駒ケ岳(1,131m)
そして 緑の裾野に広がる いくつもの湖沼群
この ため息の出るような 美しい自然も
元は 駒ケ岳の噴火が 引き起こしたものです
350年余前の噴火で 川が堰き止められ
今の地形を造り出したそうです
この牧歌的な自然も 火の神が 眠りについている間だけのこと
いつか その眠りが 破られる時がきます
日が昇るにつれて
睡蓮や コオホネや ヒツジグサの蕾が 緩やかに 花開きはじめました
鳥たちのさえずりも 賑やかに
アカゲラ ゴジュウカラ ヨシキリ ムシクイの仲間・・・
睡蓮の間を 歩いて行く 水鳥の仲間・・・
いつまでいても 飽きないけれど
コーヒーを飲み終えたら そろそろ 出発の時です
大きな楓の木の下は
テーブルや 椅子の上や 足下に
竹とんぼの実が いっぱい落ちていました